August 2, 2019 / 9:47 PM / 15 days ago

NY市場サマリー(2日)

[2日 ロイター] - <為替> 米中貿易戦争の激化で米連邦準備理事会(FRB)が9月に追加利下げを決定するとの観測が高まったことを背景に、ドルが広範な通貨に対して下落した。

トランプ米大統領は前日、3000億ドル相当の中国製品に対する10%の制裁関税を9月1日付で発動させると発表した。米労働省がこの日に発表した7月の米雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びが鈍化し、米中貿易摩擦の高まりと共に来月の追加利下げを後押しする可能性があるとの見方が出ている。

実際、金融市場ではFRBが9月の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決定するとの観測はほぼ完全に織り込まれており、ドルは円JPY=に対し0.76%下落し、1月3日以来の安値を付けた。ユーロEUR=に対しては0.22%安、スイスフランCHF=に対しては0.83%安となった。

<債券> 10年債利回りUS10YT=RRの週間の下げが23ベーシスポイント(bp)近くと、2012年以来7年ぶりの大きさに達した。リフィニティブのデータで分かった。雇用統計は安心をもたらす内容となったが、対中貿易戦争の激化懸念が広がった。

終盤の取引で、10年債利回りは1.859%と、前日終盤から3.30bp低下した。早い時間帯には16年11月以来の低水準(1.832%)を記録した。

3カ月物財務省短期証券US3MT=RRと10年債利回りの逆転が進み、両者の差は19bpから20bpに拡大した。長短国債の利回り逆転は景気後退の前兆と受け止められている。

米国株式相場が急落する中、リスクが低く安全資産とされる米国債や日本円などが選好された。

労働省が発表した7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが16万4000人増に鈍化したものの予想と一致した。賃金は緩やかに上昇した。

<株式> 続落し、ダウ平均株価.DJIは98ドル安で取引を終えた。トランプ米大統領が前日、対中関税の「第4弾」を発表したことが引き続き嫌気され、この日も売りが先行。ダウ平均は一時300ドル超値下がりする場面も見られた。ただ引けにかけて下げ渋る展開となった。

ダウ平均とS&P総合500種指数.SPXは6月下旬以来の安値を付けた。週間ではS&Pとナスダックが昨年12月以来の大幅な下げを記録した。

注目された7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが鈍化する一方、賃金は緩やかに上昇した。非農業部門の雇用者数は16万4000人増と、ロイターがまとめたエコノミスト予想と一致。時間当たり平均賃金は2カ月連続で前月比0.3%(8セント)上昇した。

中国での売り上げが大きいハイテク株で構成されるS&P情報技術株指数.SPLRCTは1.7%安。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数).SOXは1.6%安。アップル(AAPL.O)は2.1%安。

石油大手のエクソンモービル(XOM.N)とシェブロン(CVX.N)が発表した第2・四半期決算は、明暗が分かれる結果となった。エクソンの純利益は20%減少する一方、シェブロンは26%増加した。エクソン株は1%安。シェブロン株は変わらず。

ソフトバンク(9984.T)傘下の米携帯電話大手スプリント(S.N)は5.8%安。四半期決算は赤字転落となったものの、電話契約者数は予想ほど落ち込まなかった。

<金先物> 米中貿易摩擦の激化懸念が強まる中、安全資産としての買いを集め、3日ぶりに反発した。中心限月12月物の清算値は、前日比25.10ドル(1.75%)高の1オンス=1457.50ドル。

トランプ米大統領は1日午後、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する「第 4弾」を9月1日に発動するとツイート。これを受け、中国外務省報道官は2日、対抗措置を講じなければならないと表明し、両国の「貿易戦争」激化への懸念が増大している。両国の対立が世界経済に及ぼす影響を警戒し、安全資産とされる金塊は大きく上伸。1日夕方には一時1461.90ドルの高値を付けた。

2日朝に7月の米雇用統計が発表された後は、外国為替市場でドルがユーロに対して一時反転上昇。ドル建てで取引される金塊は割高感に押されて値を削る場面があったものの、これを安値拾いの機会と捉えた向きなどから買いが入り、再び上値を追う展開となった。

<米原油先物> 前日の急落を受けた反動から買い戻しが入り、大幅反発した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値は前日比1.71ドル(3.17%)高の1バレル=55.66ドル。10月物の清算値は1.66ドル高の55.67ドル。

前日は、トランプ米大統領が対中制裁関税「第4弾」を9月1日に発動する方針を表明したことを受けて、米中貿易交渉の長期化をめぐる懸念が再燃。エネルギー消費の減退への不安やリスク回避姿勢が強まる中、原油相場は売りにさらされ、9月物は中心限月の清算値ベースで7.90%安となり約1カ月半ぶりの安値を更新していた。

ただ、売り一巡後は値頃感や売られ過ぎ感による買い戻しや週末要因の買いが台頭。2日発表の統計で、6月の米原油輸出が日量316万バレルと、26万バレルの急増となったことも示され、この日は終日プラス圏で推移。結局、前日の下げを3分の1以上取り戻す格好となった。

ドル/円 NY終値 106.58/106.61 JPY21H=

始値 106.86 JPY=

高値 107.26

安値 106.52

ユーロ/ドル NY終値 1.1107/1.1111 EUR21H=

始値 1.1094 EUR=

高値 1.1116

安値 1.1078

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 110*19.00 2.3765% US30YT=RR

前営業日終値 109*04.50 2.4410%

10年債(指標銘柄) 17時05分 104*23.50 1.8434% US10YT=RR

前営業日終値 104*09.50 1.8920%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*13.50 1.6615% US5YT=RR

前営業日終値 100*11.25 1.6760%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*02.50 1.7098% US2YT=RR

前営業日終値 100*01.75 1.7220%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26485.01 -98.41 -0.37 .DJI

前営業日終値 26583.42

ナスダック総合 8004.07 -107.05 -1.32 .IXIC

前営業日終値 8111.12

S&P総合500種 2932.05 -21.51 -0.73 .SPX

前営業日終値 2953.56

COMEX金 12月限 1457.5 +25.1 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1432.4

COMEX銀 9月限 1627.0 +9.0 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1618.0

北海ブレント 10月限 61.89 +1.39 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 60.50

米WTI先物 9月限 55.66 +1.71 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 53.95

CRB商品指数 173.3545 +0.5506 .TRCCRB

前営業日終値 172.8039

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