July 15, 2020 / 9:40 PM / 24 days ago

NY市場サマリー(15日)ドル1カ月ぶり安値、米株上昇

[15日 ロイター] -

<為替> リスク心理改善を受けてドルが1カ月ぶり安値を付けた。新型コロナウイルスワクチン開発で進展が見られたことから、株式が上昇したほかコモディティー通貨が強含んだ。

ドル指数=USDは6月以来初めて96を割り込み、一時95.770に下落した。終盤の取引では0.09%安の96.070。

コモディティー関連通貨ではカナダドルCAD=が0.73%、オーストラリアドルAUD=が0.43%、ニュージーランドドルNZD=は0.46%、それぞれ上昇した。

アクション・エコノミクスのアナリストはドル安について、「株式や利回り上昇というリスクオンの動きがあり、安全資産である米ドルのロングポジションが解消された」と指摘。

ユーロEUR=は4カ月ぶり高値の1.145ドルまで上昇。3月初旬のピークである1.150ドルに接近した。終盤は1.141ドル。ドル安に加え、17日からの欧州連合(EU)首脳会議で新型コロナ復興基金案が合意されるという期待が重なった。

<債券> 利回りが上昇。新型コロナウイルスワクチン開発への期待でリスク選好度が増大し、安全資産としての国債に対する需要が低下した。

ただ米国の多くの州で感染拡大が続いていることで、感染拡大抑制に向けロックダウン(都市封鎖)などの措置が再度導入されるとの懸念も出ている。

終盤の取引で10年債US10YT=RR利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇の0.630%。同利回りは6月中旬以降、0.569─0.784%の狭いレンジで推移。

2年債と10年債の利回り格差US2US10=TWEBは1bp拡大の47bp。

この日発表の経済指標では、ニューヨーク連銀公表の7月の同州製造業業況指数が17.2と、6月のマイナス0.2から回復。プラス圏に転じるのは2月以降で初めて。 また連邦準備理事会(FRB)発表の6月の鉱工業生産統計は、製造業生産指数が7.2%上昇し、1947年以来73年ぶりの大幅上昇となった。

市場では16日発表の週間新規失業保険申請件数と6月の小売統計が注目。

<株式> 上昇。新型コロナ感染症ワクチンを巡り有望な初期データが示されたほか、ゴールドマン・サックス(GS.N)の堅調な四半期決算が追い風となった。

米バイオ医薬大手モデルナ(MRNA.O)が開発中の新型コロナワクチンについて、米国の研究者チームは前日、初期段階の研究で安全性が示されたほか、健康なボランティア45人全員に免疫反応が見られたとする報告書を公表。モデルナ株は6.9%高で取引を終えた。

これに関連して旅行関連株にも買いが入り、クルーズ船運航のカーニバル(CCL.N)とロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL.N)、ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナル(MAR.O)、カジノ運営のウィン・リゾーツ(WYNN.O)は7─21%高となったほか、S&P1500航空株指数.SPCOMAIRは約10%上昇した。

ナスダック総合も上昇したが、このところ大きく上げていたアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)、マイクロソフト(MSFT.O)、動画配信サービス大手ネットフリックス(NFLX.O)が失速したことで、上値は重かった。

FRBが午後に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、新型コロナ感染拡大抑制に向けた制限措置の解除に伴い、ほぼ全地区で経済活動が7月初旬にかけて上向いたとの認識を示したことも、市場で台頭しつつある楽観的な見方を後押しする要因となった。

S&P総合500種は、政府による一連の景気刺激策や堅調な経済指標に支えられ順調に上昇し、現在は新型コロナ感染拡大前の2月に付けた過去最高値まで約5%に迫る水準まで回復。

個別銘柄では、ゴールドマンが1.4%高。第2・四半期決算は、トレーディング収入がほぼ倍増したことで利益が市場予想を大きく上回った。

16日に決算発表を控えるモルガン・スタンレー(MS.N)とバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N)はともに約2%高。銀行株指数.SPXBKは2.9%上昇した。

一方、医療保険ユナイテッドヘルス・グループ(UNH.N)は1.4%安。新型コロナ感染拡大で遅れていた緊急でない手術が今後増加すると予想される中、コスト増を警告したことが嫌気された。

<金先物> 米中の対立深刻化を懸念した買いと、新型コロナワクチン開発期待を受けた売りが交錯し、もみ合い。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比0.40ドル(0.02%)高の1オンス=1813.80ドル。

15日未明の外国為替市場でドル売り・ユーロ買いが優勢となり、ドル建てで取引される金塊に割安感が浮上。金相場は一時1819.50ドルまで上昇したが、朝方にはリスク選好ムードの広がりを受けてマイナス圏に沈んだ。その後は香港などをめぐる米中関係の悪化を警戒して徐々に買い戻され、小高い水準に切り返した。

<米原油先物> 米エネルギー情報局(EIA)統計で原油在庫の大幅減少が示されたことを好感し、続伸。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比0.91ドル(2.3%)高の1バレル=41.20ドルと、中心限月ベースで4カ月ぶりの高値となった。9月物は0.85ドル高の41.40ドル。

EIAが発表した7月10日までの1週間の在庫統計では、原油在庫が前週比750万バレル減と、市場予想(ロイター調査)の210万バレル減を大きく上回る取り崩しとなった。これを受けて、需給緩和懸念が後退、原油が買われた。ただ、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成するOPECプラスは15日、テレビ会議で8月から予定通り減産規模を縮小することを確認したため、相場の上値は抑えられた。

ドル/円 NY終値 106.92/106.96 JPY21H=

始値 106.88 JPY=

高値 106.99

安値 106.67

ユーロ/ドル NY終値 1.1410/1.1413 EUR21H=

始値 1.1440 EUR=

高値 1.1451

安値 1.1402

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 97*29.50 1.3347% US30YT=RR

前営業日終値 98*24.00 1.3010%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.50 0.6332% US10YT=RR

前営業日終値 100*03.50 0.6140%

5年債(指標銘柄) 17時04分 99*26.00 0.2881% US5YT=RR

前営業日終値 99*27.00 0.2820%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.00 0.1570% US2YT=RR

前営業日終値 99*30.13 0.1550%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 26870.10 +227.51 +0.85 .DJI

前営業日終値 26642.59

ナスダック総合 10550.49 +61.92 +0.59 .IXIC

前営業日終値 10488.58

S&P総合500種 3226.56 +29.04 +0.91 .SPX

前営業日終値 3197.52

COMEX金 8月限 1813.8 +0.4 GCv1<0#GC:>

前営業日終値 1813.4

COMEX銀 9月限 1976.1 +23.1 SIv1<0#SI:>

前営業日終値 1953.0

北海ブレント 9月限 43.79 +0.89 LCOc1<0#LCO:>

前営業日終値 42.90

米WTI先物 8月限 41.20 +0.91 CLc1<0#CL:>

前営業日終値 40.29

CRB商品指数 141.2194 +1.2291 .TRCCRB

前営業日終値 139.9903

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