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NY市場サマリー(17日)米国株下落、ドル小幅安 利回りほぼ横ばい

[17日 ロイター] -

<為替> ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対し小幅安。国債利回りがほぼ横ばいで推移する中、利回り動向をにらみながらの展開となった。

バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「先週のドル売り以降、ドルがあまり反発していないことを考えると、けん引しているのは為替市場ではなく金利市場であることが分かる。金利が上昇しない限りドルが大きく伸びることはないだろう」と述べた。

今週は19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が発表され、内容が注目される。チャンドラー氏は「米連邦準備理事会(FRB)の忍耐姿勢はなお変化しておらず、その影響が足元の動きに反映されている」と指摘した。

ニューヨーク連銀が発表した5月の製造業業況指数は24.3と、前月の26.3から低下。ただ、支払価格指数は83.5に上昇し、2001年の統計開始以来の高水準となった。

ドルは通貨バスケットに対し0.14%安の90.157。ユーロ/ドルは0.09%高の1.2159ドル。ドル/円は0.15%安の109.175円。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りがほぼ横ばいで推移した。ニューヨーク州の製造業業況統計で支払価格指数が過去最高となったものの、市場では連邦準備理事会(FRB)が物価上昇をどこまで容認するのか見極めようとする動きが出ている。

終盤の取引で10年債利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇の1.637%。3月終盤に付けた1.77%からは大幅に低い水準にとどまっている。

ニューヨーク連銀が朝方発表した5月の同州製造業業況指数は24.3と、前月の26.3から低下。ただ、支払価格指数は83.5に上昇し、2001年の統計開始以来の高水準となった。

ジェフリーズの短期金融市場エコノミスト、トム・シモンズ氏は「FRBは一貫してインフレを容認するとのメッセージを発してきた。尚早な利上げ、もしくは資産買い入れの縮小に踏み切ることはない」とし、こうした見方が出ているため、市場は比較的落ち着いていると指摘。ノルデア・アセット・マネジメントのシニアマクロストラテジスト、セバスチャン・ギャリー氏は、14日発表の4月の小売統計が軟調だったことで、インフレ高進は進まず、FRBは早期利上げに踏み切らずに済むとの安心感が広がっていると述べた。

この日は、FRBのクラリダ副議長が、米経済は「極めて流動的な時期」にあるとの認識を示した上で、インフレ見通しに上昇圧力がかかる恐れがあるとデータで示されればFRBは対応すると発言。アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、現在はFRBの極めて緩和的なスタンスを変える時期ではないと述べた。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場は下落。インフレ高進の兆候を踏まえ、金融引き締め懸念が強まる中、ハイテク株の売りが膨らんだ。

S&P総合500種の主要11セクターでは、情報技術や公益事業、通信サービスの下げが目立ち、0.7─0.9%安となった。

CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「下落要因になっているのはインフレと金利を巡る懸念だ」とした上で、「その結果、ハイテクや一般消費財を中心にグロース(成長)株が軟調となる一方、一部のバリュー(割安)株は比較的よく持ちこたえている」と述べた。

今週の決算発表は、物価上昇が消費者需要に影響を及ぼしているかどうかや、小売り各社が堅調な業績を維持できるかに注目が集まる。

マラソン・デジタルやライオット・ブロックチェーン、コインベースなど暗号資産(仮想通貨)関連銘柄は3─7%下落。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が自社のビットコイン保有についてツイートし、ビットコイン価格が乱高下した。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安やインフレ懸念などを手掛かりに買われ、3営業日続伸した。

この日は米長期金利の上昇一服を受けて、外国為替市場でドルが対ユーロで軟調に推移。割安感の増した金塊に買いが入りやすかった。一方、朝方発表された5月のニューヨーク州製造業景況指数は前月から低下したものの、支払価格と受取価格が過去最高となった。足元の物価上昇懸念が強まる中で、インフレヘッジ目的としても金は買いを集め、ジリ高となった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、欧米の経済正常化へ期待が広がる中で買われ、続伸した。

欧米では新型コロナワクチンの接種拡大を受け、行動規制が緩和されている。経済正常化の進展に伴い、エネルギー需要見通しにも楽観的な見方が広がり、原油が買われた。夏の行楽シーズンを控え、旅行需要の増大観測も強まっている。また、外国為替市場では対ユーロでドルが下落し、ドル建てで取引される原油などの商品の割安感につながった。

一方で、日本や台湾、インドなどのアジア地域では新型コロナの感染拡大に歯止めがかからない。こうした中、エネルギー需要見通しに慎重な見方をする投資家も少なくなく、相場の上値は重かった。サイバー攻撃を受けた米コロニアル・パイプラインが15日、運転の正常化を発表したことも原油の重しとなった。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 109.19/109.22

始値 109.12

高値 109.28

安値 109.09

ユーロ/ドル NY終値 1.2151/1.2155

始値 1.2166

高値 1.2168

安値 1.2135

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 100*07.00 2.3648%

前営業日終値 100*14.00 2.3550%

10年債(指標銘柄) 16時56分 99*24.00 1.6522%

前営業日終値 99*29.00 1.6350%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*18.75 0.8355%

前営業日終値 99*21.75 0.8160%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.13 0.1551%

前営業日終値 99*30.38 0.1510%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 34327.79 -54.34 -0.16

前営業日終値 34382.13

ナスダック総合 13379.05 -50.93 -0.38

前営業日終値 13429.98

S&P総合500種 4163.29 -10.56 -0.25

前営業日終値 4173.85

COMEX金 6月限 1867.6 +29.5

前営業日終値 1838.1

COMEX銀 7月限 2827.4 +90.9

前営業日終値 2736.5

北海ブレント 7月限 69.46 +0.75

前営業日終値 68.71

米WTI先物 6月限 66.27 +0.90

前営業日終値 65.37

CRB商品指数 205.9422 +2.6498

前営業日終値 203.2924

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