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NY市場サマリー(8日)株価まちまち、ドル指数一時2年ぶり高値 10年債利回り上昇

[8日 ロイター] -

<為替> 主要6通貨に対するドル指数が約2年ぶりに100台に乗せた。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ対応に積極的に動くとの観測から、週間ベースでの上昇率は約1カ月ぶりの大きさとなった。

ドル指数は100.19まで上昇し、2020年5月以来の高値を更新。終盤の取引ではほぼ横ばいの99.822となったが、週初からは約1.3%上昇した。

ユーロがウクライナ戦争の経済コストや仏大統領選を巡る懸念で圧迫される中、ドル指数は過去1カ月にわたり上昇している。

ユーロは一時、1.0837ドルと、1カ月ぶり安値を更新。終盤の取引で0.3%安の1.0853ドル。7営業日連続で下落した。

欧州中央銀行(ECB)が7日に公表した3月理事会の議事要旨で、利上げの条件が満たされたか、もしくは近く満たされるとの見方から、一部当局者が一段と踏み込んだ行動を促していたことがことが判明。

ドルは対円でも上昇。124.67円と、約1週間ぶりの高値を付けた。終盤の取引では0.3%高の124.355円。週初からは1.5%上昇した。

<債券> 連邦準備理事会(FRB)がタカ派姿勢を強めるとの見方から国債利回りが上昇し、10年債利回りは一時2.7%台に乗せた。

10年債利回りは一時、2019年3月以来の高水準となる2.73%に上昇。10年物インフレ連動債利回りはプラス圏回復まで15ベーシスポイント(bp)に迫った。

国債利回りは5日のブレイナードFRB理事の発言を受け上昇。ブレイナード氏は、FRBは「系統的に」利上げを行い、早ければ来月にも約9兆ドルのバランスシートの縮小に着手し、前回の縮小時よりも「かなり」早いペースで縮小を進めると述べた。

今週は10年債に加え、2年債と5年債の利回りも大きく上昇。2年債と10年債の利回り逆転は解消した。

終盤の取引で10年債利回りは5.2bp上昇の2.706%。月初からは36bp上昇し、4月に入ってからまだ日が浅いにもかかわらず、月次ベースでの上昇幅としては約5年ぶりの大きさになっている。

2年債利回りは5.8bp上昇の2.520%。

2年債と10年債の利回り格差は18.41bp。

30年債利回りは3.7bp上昇の2.726%。一時は2.76%と、19年5月以来の高水準を付けた。

<株式> 不安定な地合いの中、ダウ工業株30種が上昇した一方、S&P総合500種が下落した。売られていた銀行株が回復した。

米指標10年債利回りが2.73%と3年ぶりの高水準を付けたことを受け、前日に13カ月ぶりの安値を付けていたS&P銀行指数が1.18%高となった。年初来では10.8%安。

銀行大手が軒並み上昇。JPモルガン・チェースが1.8%、バンク・オブ・アメリカが0.7%、シティグループが1.7%、ゴールドマン・サックスが2.3%それぞれ上昇した。

ラッセル1000バリュー・インデックスが0.51%上昇した一方、ラッセル1000グロース・インデックスが1.09%下落した。

米銀大手は来週、第1・四半期の決算発表シーズンを迎える。前年同期がトレーディングなどが例外的に好調だったことから大幅な減益が見込まれている。

米取引所の合算出来高は約103億7000万株だった。

週間ではS&Pが1.16%、ダウが0.28%、ナスダック総合が3.86%それぞれ下落した。急速な利上げが景気後退を招くとの見方が広がった。

8日はテスラ、エヌビディア、アルファベットが1.9─4.5%安。米債利回りの上昇が重しとなり、大型株は今週の下げを広げた。

アマゾン・ドット・コムやアップルなどテクノロジー関連の大型株で構成される「NYSE FANG+(ファングプラス)指数」は1.76%安。フィラデルフィア半導体(SOX)指数も2.42%下げた。

個別銘柄では、米オンライン取引プラットフォームのロビンフッド・マーケッツが6.88%安。ゴールドマン・サックスが投資判断を引き下げた。一方、投資判断が引き上げられた米スーパーマーケットチェーン大手のクローガーは2.99%上昇した。

<金先物> 白金・パラジウムへの買いが波及し、続伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比7.80ドル(0.40%)高の1オンス=1945.60ドル。週間では1.14%上昇した。

強弱要因が交錯し、朝方までは前日終盤の水準付近でもみ合い。米金融引き締め加速観測を背景とした金利・ドルの上昇が重しとなる一方、インフレ高進懸念に伴うヘッジ買いが相場を支えた。しかし、午前の中ごろに買いが優勢となり、6月物は一時1952.20ドルまで上昇。 ロンドン白金・パラジウム(LPPM)市場がロシアの2業者の登録停止を発表したことがきっかけとなった。両貴金属の主要生産国であるロシアからの供給が停滞するとの懸念から白金・パラジウム先物相場で買いが活発化し、金塊相場も連れ高となった。ロンドン貴金属市場協会(LBMA)は3月7日に、ロシアの精錬業者6社の登録停止を発表している。

<米原油先物> 終盤にかけて買いが広がり、4日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は前日比2.23ドル(2.32%)高の1バレル=98.26ドル。6月物は2.22ドル高の97.73ドルだった。

石油の主要消費国による備蓄の協調放出を受けた売りの流れに一服感が出ており、この日の相場はおおむねプラス圏で上下する展開となった。ウクライナ情勢が悪化する中で日米欧が対ロシア制裁を強めていることが相場を下支えしている。また、ドル相場の上昇が一服したことも追い風となり、原油相場は終盤にかけて上げ幅を広げた。一方、中国最大の経済都市・上海で新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖(ロックダウン)が続き、需要鈍化観測が広がっていることなどを背景に、上げ幅は限られた。

ドル/円 NY終値 124.32/124.35

始値 124.09

高値 124.67

安値 124.1

ユーロ/ドル NY終値 1.0876/1.0880

始値 1.0885

高値 1.0887

安値 1.0837

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 90*13.50 2.7206%

前営業日終値 91*01.00 2.6890%

10年債(指標銘柄) 17時05分 92*28.00 2.7038%

前営業日終値 93*09.00 2.6540%

5年債(指標銘柄) 17時05分 98*26.25 2.7555%

前営業日終値 99*03.75 2.6910%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*15.75 2.5156%

前営業日終値 99*19.00 2.4620%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 34721.12 +137.55 +0.40

前営業日終値 34583.57

ナスダック総合 13711.00 -186.30 -1.34

前営業日終値 13897.30

S&P総合500種 4488.28 -11.93 -0.27

前営業日終値 4500.21

COMEX金 6月限 1945.6 +7.8

前営業日終値 1937.8

COMEX銀 5月限 2482.3 +8.8

前営業日終値 2473.5

北海ブレント 6月限 102.78 +2.20

前営業日終値 100.58

米WTI先物 5月限 98.26 +2.23

前営業日終値 96.03

CRB商品指数 298.2069 +3.6277

前営業日終値 294.5792

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