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NY市場サマリー(20日)ナスダック下落、円は20年ぶり安値から切り返す、利回り低下

[20日 ロイター] -

<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、円が20年ぶり安値から切り返した。一時1ドル=129.43円と2002年4月以来の円安水準を付けていたが、終盤は0.8%円高/ドル安の1ドル=127.79円で推移している。

イエレン米財務長官と鈴木財務相との二者会談が行われるとの観測や、口先介入への警戒感の高まりが、トレーダーに円のショートポジションを縮小させるきっかけとなった。

TDセキュリティーズのシニアFXストラテジスト、メーゼン・イッサ氏は「130円を重要なレベルとして見る向きが多いが、われわれは135円超を許容できないラインと見ている」と述べた。

日銀は20日、連続指し値オペの実施を発表。積極的な利上げ路線を取る米連邦準備理事会(FRB)と対照的に、超低金利政策を維持する姿勢を示した。

トレーダーらによると、対円でのドル下落は米国債利回りの低下とほぼ同時だった。シルバー・ゴールド・ブルのエリック・ブレガー氏は「米債利回りの低下が、ドル/円が高値から離れる口実になった」と述べた。また、ユーロ/ドルが反発する材料にもなったという。

NY外為市場:[USD/J]

<債券>  米金融・債券市場では、このところの利回り上昇(価格低下)を受け国債に買いが入った。20年債入札が好調だったことも作用した。

連邦準備理事会(FRB)がインフレ対応に積極的に動くとの見方から、このところ国債利回りは上昇。前日の取引では約3年ぶりの高水準を付けていた。

ただ、10年債利回りが心理的に重要な水準の3%に近づいたことで、この日の取引では買いが入った。シーポート・グローバル・ホールディングス(ニューヨーク)のマネジング・ディレクター、トム・ディ・ガロマ氏は「買いを入れ始めるに十分な水準」とみなされたとしている。

終盤の取引で10年債利回りは2.846%。オーバーナイトの取引では2.981%と、2018年12月以来の水準に上昇していた。

金利動向に敏感な2年債利回りは一時2.629%と、同じく18年12月以来の水準に上昇。その後は2.582%に戻した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場はナスダック総合が下落して取引を終えた。契約者数の予想外の減少を発表した動画配信サービス大手ネットフリックスが急落し、他の高グロース株にも影響が広がった。

一方、ダウ工業株30種は続伸。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やIBMの好決算に支援された。両社はそれぞれ2.7%高、7.1%高となった。

ネットフリックスは契約者数について、インフレやウクライナ情勢、競争激化などを減少の要因に挙げ、今後も一段と減少すると予想。株価は35.1%安と10年以上ぶりの大幅な下落率を記録した。

この影響はフィンテック(金融技術)銘柄や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴うロックダウン(都市封鎖)の恩恵を受けてきたとみられる企業に波及。

動画配信で競合するウォルト・ディズニー、ロク(Roku)、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは5.5%超下落。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米金利の先高感や世界的な株高が重しとなり、小幅続落した。

米利上げ加速観測を背景に、前日は米長期金利の指標である10年物国債利回りが約3年4カ月ぶりの高水準に上昇し、外国為替市場では対主要通貨でのドル買いが加速した。これらが利回りを生まず、ドル建てで取引される金塊の割高感となって、相場は1.38%下落。引け後も追随売りが出て、20日未明には一時1941.00ドルまで値下がりした。

しかし、この日朝は米長期金利の上昇が落ち着き、ドルもユーロなどに対して軟化。国際通貨基金(IMF)が前日に今年の世界経済成長率見通しを下方修正したことも安全資産とされる金塊への資金流入を促した。ただ、米金利の先高感はなお強く、世界的に株価が上昇したことも金塊相場の上値を抑えて、プラス圏への浮上は阻まれた。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、先行き不透明感の強まりなどを背景に方向感のない取引となり、小反発した。

米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した統計では、15日までの1週間の国内原油在庫が800万バレル減少。市場予想(ロイター調べ)の250万バレル増と大きく乖離(かいり)する結果だった。ただ、在庫急減は、エネルギー供給が逼迫(ひっぱく)する欧州などへの輸出増が要因。ガソリンとディスティレート(留出油)の在庫も前週比マイナスだったものの、エネルギー需要をめぐる先行き不透明感が強いことなどから、その後は一進一退の展開となった。

国際通貨基金(IMF)は前日、ウクライナ危機を理由に世界経済の成長率見通しを大幅に下方修正。また、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国のロックダウン(都市封鎖)への警戒感もくすぶった。一方、経済制裁に伴うロシア産エネルギーの供給減や、石油輸出国機構(OPEC)加盟国リビアの一部油田閉鎖の報などが相場を下支えし、終盤まで方向感のない商いが続いた

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 127.88/127.89

始値 127.76

高値 128.27

安値 127.47

ユーロ/ドル NY終値 1.0850/1.0854

始値 1.0856

高値 1.0866

安値 1.0822

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 87*18.00 2.8737%

前営業日終値 85*15.00 2.9900%

10年債(指標銘柄) 17時05分 91*26.50 2.8340%

前営業日終値 91*05.50 2.9150%

5年債(指標銘柄) 17時05分 98*11.00 2.8615%

前営業日終値 98*07.00 2.8890%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*12.38 2.5753%

前営業日終値 99*12.38 2.5750%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 35160.79 +249.59 +0.71

前営業日終値 34911.20

ナスダック総合 13453.07 -166.59 -1.22

前営業日終値 13619.66

S&P総合500種 4459.45 -2.76 -0.06

前営業日終値 4462.21

COMEX金 6月限 1955.6 ‐3.4

前営業日終値 1959.0

COMEX銀 5月限 2527.1 ‐12.0

前営業日終値 2539.1

北海ブレント 6月限 106.80 ‐0.45

前営業日終値 107.25

米WTI先物 5月限 102.75 +0.19

前営業日終値 102.56

CRB商品指数 307.2431 +0.3427

前営業日終値 306.9004

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