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NY市場サマリー(20日)
2017年10月20日 / 21:35 / 1ヶ月後

NY市場サマリー(20日)

    [20日 ロイター] -    <為替> ドルが上昇。米国で税制改革に向けた動き
が進展するなか、財政の後押しにより米経済の成長が加速するのではないかとの見方から
リスク選好が高まった。
    米上院は前日、18年度予算の大枠となる予算決議案を可決した。これで上院の過半
数を握る共和党が単独で税制法案を通過させる環境が整ったことになる。予算決議が認め
る減税が実施された場合、今後10年間で財政赤字は最大1兆5000億ドル拡大する可
能性がある。
    ドルは対円で113.56円と3カ月高値をつけたほか、対スイスフランCHF
=でも0.9858フランと5カ月ぶり高値をつけた。両通貨ともリスク選好が低下した
時に買われ、反対に上昇した時は売られる傾向がある。
    イエレン議長など米連邦準備理事会(FRB)当局者らが年内の追加利上げを示唆し
ていることもドルへの強気な見方を支えているという。
    こうしたなか、トランプ大統領がFRBの次期トップ人事について、パウエル理事と
テイラー・スタンフォード大教授の両氏を議長か副議長かのいずれかに指名することを検
討していると伝わったほか、イエレン現議長が前日に続きホワイトハウスを再び訪れ、コ
ーン国家経済会議(NEC)委員長と昼食をともにしたことが明らかとなるなか、ドルは
一時的に下落する場面もみられた。
    ユーロは対ドルで0.6%安の1.1763ドル。    
    
    NY外為市場:
    
    <債券> 国債利回りが上昇した。前日に米議会上院で2018会計年度予算の大枠
となる予算決議案を可決したことを受け、連邦債務の増大やインフレ高進への懸念から国
債を手放す動きが出たことが背景。なかでも2年債利回りは約9年ぶりの水準に上昇した
。
    10年債利回りは2.392%と、2週間ぶりの水準に上昇。終盤の取
引では6ベーシスポイント(bp)上昇の2.383%となっている。ロイターのデータ
によると、週間の上昇としては5週間ぶりの大きさとなる。
    2年債利回りは、減税により経済成長が加速し連邦準備理事会(FRB)
の利上げペースが速まるとの観測が出たことを背景に、1.580%と9年ぶりの水準に
上昇した。
    ただ英国の欧州連合(EU)からの離脱交渉やスペイン・カタルーニャ自治州の独立
問題を巡る懸念から、安全資産とされる米国債に対する売りは限定。米国債利回りの上昇
に歯止めがかかった。
    次期連邦準備理事会(FRB)のトップを巡るトランプ大統領の人選も債券相場を動
かす要因となった。
        
    米金融・債券市場:
    
    <株式> 前日に米議会上院で2018会計年度予算の大枠となる予算決議案を可決
したことを受け、主要3指数が揃って終値ベースで過去最高値を更新した。
    キングズビュー・アセット・マネジメント(シカゴ)のポートフォリオ・マネジャー
、ポール・ノルテ氏は「議会で減税を巡る何らかの動きが見られる可能性があるとの観測
に株式相場は反応している」と指摘。「誰もが諦めかけていたところ、実際に何かが動き
出す可能性があるとの期待が出ている」と述べた。    
    こうしたなかトランプ政権が推進する政策で恩恵を受けると見られている金融株に買
いが入り、S&P金融株指数は1.2%上昇。減税により中小企業も恩恵を受け
るとの見方から、中小企業を対象とするラッセル2000指数は0.5%上昇した
。 
    週足では、今週に入り初めて2万3000ドル台に乗せたダウが2%上昇。S&P総
合500種は0.9%、ナスダックは0.4%、それぞれ上昇した。週間での上昇はダウ
とS&Pが6週間連続、ナスダックが4週間連続となる。
    株価上昇が続いていることに対し、市場で懸念は出ていない。
    四半期決算にも注目。好調な決算を発表したオンライン決済サービスのペイパル・ホ
ールディングスは5.5%上昇。第3・四半期決算が市場予想に届かず、通年見
通しを引き下げたゼネラル・エレクトリック(GE)は一時下落していたものの、
1.1%高で終了した。一方、クローン病治療薬の治験中止を発表したバイオ医薬品セル
ジーンは10.8%安。
    
    米国株式市場:
    
    <金先物> 外国為替市場でドル高・ユーロ安が先行し、割高感などから売りが出て
反落した。中心限月12月物の清算値は前日比9.50ドル(0.74%)安の1オンス
=1280.50ドルとなった。 
    米上院は19日、トランプ政権の税制改革を実現する上で重要となる2018年度(
17年10━18年9月)予算の大枠である予算決議案を僅差で可決。税制改革の実現に
向けて前進したとの見方が広がったことから、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが
進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたため、金が売られた。また
、株式などリスク資産への投資意欲が高まったことも、安全資産とされる金には圧迫要因
となった。 
        
    NY貴金属:
    
    <米原油先物> イラク情勢をめぐる地政学的リスクへの懸念から買われ、反発した
。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値は前日比0.18ドル(0.35%
)高の1バレル=51.47ドル。12月物は0.33ドル高の51.84ドルとなった
。
    ただ、週末とあって持ち高調整目的の売りや利益確定の売りも出やすく、原油の上値
は重かった。また、対ユーロでのドル高進行もドル建てで取引される原油などの商品の割
高感につながり、上値を抑えた。 
        
    NYMEXエネルギー:    
 ドル/円 NY終値  113.50/113.53                                     
               始値         113.27                                     
               高値         113.56                                     
               安値         113.08                                     
 ユーロ/ドル NY  1.1783/1.1787                                     
               終値                                     
               始値         1.1804                                     
               高値         1.1820                                     
               安値         1.1763                                     
                                                                       
                        米東部時間                                     
 30年債(指標銘柄       17時05分   97*04.00  2.8945%             
                 )                                     
                      前営業日終値   98*14.00  2.8280%                 
  10年債(指標銘柄       17時05分   98*27.00  2.3827%             
                 )                                     
                      前営業日終値   99*12.00  2.3210%                 
 5年債(指標銘柄)       17時05分   99*10.50  2.0186%            
                      前営業日終値   99*17.00  1.9750%                 
 2年債(指標銘柄)       17時05分   99*19.75  1.5763%            
                      前営業日終値   99*21.00  1.5550%                 
                                                                       
                             終値     前日比       %                 
   ダウ工業株30種       23328.63    +165.59    +0.71        
      前営業日終値       23163.04                                     
     ナスダック総合        6629.05     +23.99    +0.36         
      前営業日終値        6605.07                                     
 S&P総合500種        2575.21     +13.11    +0.51        
      前営業日終値        2562.10                                     
                                                                       
 COMEX金 12月         1280.5      ‐9.5                        
                 限                                     
       前営業日終値         1290.0                                     
 COMEX銀 12月         1707.8     ‐17.7                        
                 限                                     
       前営業日終値         1725.5                                     
 北海ブレント 12月          57.75      +0.52                          
                 限                                     
       前営業日終値          57.23                                     
 米WTI先物 11月          51.47      +0.18                        
                 限                                     
       前営業日終値          51.29                                     
     CRB商品指数       184.1165    +0.0456                    
       前営業日終値       184.0709                                     
 
    
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