November 28, 2018 / 9:46 PM / 16 days ago

NY市場サマリー(28日)

    [28日 ロイター] -    
    <為替> ドルが2週間ぶりの高値から下落した。米連邦準備理事会(FRB)のパ
ウエル議長が28日、政策金利が中立金利を「若干下回る」水準にあるとの認識を示した
ことを受け、利上げ終了時期が近いとの見方が広がった。
    DRWトレーディング(シカゴ)の市場ストラテジスト、ロウ・ブライアン氏は「F
RBは10月3日から今日まで利上げをしていない。ということは、経済に対するパウエ
ル氏の見方が低下したことになる」と述べた。
    世界的な成長鈍化や最高潮に達した企業決算、激化する貿易摩擦などを背景にFRB
が利上げペースを緩めるとの見方が台頭。ドルはここ数週間において下押し圧力にさらさ
れてきた。
    トランプ米大統領もFRBによる利上げに不満を呈している。
    
    NY外為市場:
    
    <債券> FRBのパウエル議長がFRBの利上げサイクルはこれまでの想定より早
い時期に終了する可能性があると示唆したことを受け、短期債利回りが低下し、イールド
カーブがスティープ化した。    
    市場の利上げ予想を反映するとされる2年債利回りは3ベーシスポイント
(bp)低下の2.80%。短期債利回りが長期債を上回って低下したことで長短金利差
は拡大し、2年債と10年債の利回り格差は1.9bp拡大した。 
    CMEグループのフェドウオッチによると、金利先物市場が織り込む米利上げ確率は
今年12月は高まったが、来年3月は低下。フェーズキャピタルの最高経営責任者(CE
O)、マイケル・デパルマ氏は「年内はあと1回の利上げが実施されるとの見方は織り込
み済みとみられている」としながらも、「FRBのドット・プロットをコンセンサスと見
なせば、来年は2回の利上げが実施されることになるが、これは保証されたものではなく
、データ次第となる」と述べた。
    この日は財務省が320億ドルの7年債入札を実施。応札倍率が2.55倍となった
ほか、直接入札者の落札比率は27.04%と、2014年3月以来の高水準となった。

    トランプ政権が進める減税と歳出拡大を賄うために今年は国債発行規模が拡大。市場
では供給増に需要が追いつかない恐れがあるとの懸念も出ていたが、今週これまでに実施
された3件の国債入札はいずれも堅調にこなされている。
        
    米金融・債券市場:
    
    <株式> 大幅続伸して取引を終えた。FRBのパウエル議長が28日の講演で、政
策金利は中立金利を「若干下回る」水準にあるとの認識を示したことを受け、利上げペー
スが鈍化するとの見方が広がった。
    
    米国株式市場:
    
    <金先物> 米利上げの早期打ち止め観測の台頭を受けて買われ、4営業日ぶりに反
発した。中心限月12月物の清算値は前日比10.20ドル(0.84%)高の1オンス
=1223.60ドル。
    この日は午後にパウエルFRB議長の講演を控え、午前中は小動き。米商務省が朝方
発表した2018年7─9月期の実質GDP(国内総生産)改定値も年率換算で前期比3
.5%増と速報値から据え置かれたため、相場の反応は乏しかった。
    しかし、正午にパウエル議長の講演テキストが公表されると、相場は急伸。同議長は
、米国経済の底堅さを理由に12月中旬の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上
げ決定に前向きな姿勢を示す一方、政策金利が景気を過熱も冷やしもしない「中立金利」
に近づいていると言及、利上げの打ち止め時期が迫っていることを示唆した。これを受け
、外国為替市場ではドルの対ユーロ相場が急落。ドル建てで取引される金塊に割安感が生
じるとともに、利上げ局面の早期終了は金利を生まない資産である金塊にはプラスとの見
方が広がり、相場は一時1227.70ドルまで上昇した。
        
    NY貴金属:
    
    <米原油先物> 米国内の在庫積み増しを嫌気した売りに押され、続落した。米国産
標準油種WTI1月物の清算値は前日比1.27ドル(2.46%)安の1バレル=50
.29ドルと、中心限月ベースで2017年10月上旬以来約1年2カ月ぶりの安値とな
った。2月物の清算値は1.24ドル安の50.49ドル。
    米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週間在庫統計によると、23日まで
の1週間の米原油在庫は前週比360万バレル増と、積み増し幅は市場予想(ロイター通
信調べ)の80万バレルを大幅に上回った。また、ディスティレート(留出油)在庫は9
0万バレルの取り崩し予想に反して260万バレル増と大幅な積み増し。供給過剰懸念が
再燃する中、統計発表直後は売りが台頭し、相場はいったん51ドルを割り込んだ。その
後は売り買いが交錯してもみ合いとなったが、清算値確定直前に再びまとまった売りが出
て相場は一時50.06ドルまで下落、50ドル割れが目前に迫った。
    ウィーンで来週開かれる石油輸出国機構(OPEC)総会に先立ち、20カ国・地域
 (G20)首脳会議でもサウジアラビアとロシアが有力産油国の協調減産について協議
す る可能性があるため、市場では神経質な商いが続いている。ロイター通信によると、
サウ ジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相とナイジェリアのカチク石油相はこの日
アブジ ャで会談。ファリハ氏はサウジ単独での減産は行わない意向を表明した一方、カ
チク氏は 情勢不安を理由に減産が免除されているナイジェリアが協調減産に参加するか
どうかを示 唆するのは時期尚早との見解を示したという。
        
    NYMEXエネルギー:
     ドル/円 NY午後4時      113.63/113.64                                              
                      始値             113.76                                              
                      高値             114.03                                              
                      安値             113.46                                              
 ユーロ/ドル NY午後4時      1.1368/1.1371                                              
                      始値             1.1279                                              
                      高値             1.1387                                              
                      安値             1.1270                                              
                                                                                           
                                   米東部時間                                              
      30年債(指標銘柄)           16時42分     100*16.00     3.3484%             
                                 前営業日終値     101*01.00     3.3200%                    
       10年債(指標銘柄)           16時40分     100*17.50     3.0608%             
                                 前営業日終値     100*18.50     3.0570%                    
        5年債(指標銘柄)           16時41分     100*01.00     2.8682%            
                                 前営業日終値      99*30.88     2.8830%                    
        2年債(指標銘柄)           16時31分      99*28.13     2.8127%            
                                 前営業日終値      99*27.00     2.8310%                    
                                                                                           
                                        終値        前日比          %                    
          ダウ工業株30種           25366.43       +617.70       +2.50        
             前営業日終値           24748.73                                              
            ナスダック総合            7291.59       +208.89       +2.95         
             前営業日終値            7082.70                                              
        S&P総合500種            2743.78        +61.61       +2.30        
             前営業日終値            2682.17                                              
                                                                                           
      COMEX金 12月限             1223.6         +10.2                           
              前営業日終値             1213.4                                              
      COMEX銀 12月限             1432.5         +24.1                           
              前営業日終値            1408.4                                               
       北海ブレント 1月限              58.76        ‐1.45                             
              前営業日終値              60.21                                              
       米WTI先物 1月限              50.29        ‐1.27                           
              前営業日終値              51.56                                              
            CRB商品指数           181.2213       +1.2999                       
              前営業日終値           179.9214                                              
 
    
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