[28日 ロイター] - <為替> ドルが下落。底堅い経済指標内容を受けリスク選好が改善し、ドル売りに つながった。 2020年の実質国内総生産(GDP)速報値は前年比3.5%減と、1946年以 来の大幅な落ち込みとなったが、第4・四半期は年率換算で前期比4.0%増と、市場予 想と一致した。また、週間の新規失業保険申請件数は84万7000件で、前週の91万 4000件から改善した。 株式相場は前日の急落から反発し、ダウ工業株30種は一時500ドル以上値 上がりした。 ドルは通貨バスケットに対し0.26%安の90.429。一時90.859 を付ける場面も見られた。年初から0.5%高。昨年は6.75%値下がりした。 豪ドルは0.42%高の0.7695ドル。一時0.7590ドル と昨年12月29日以来の安値を付けた。 ノルウェークローネは対ドルで0.97%高の8.578クローネ 。一時1カ月ぶり安値となる8.7286クローネを付けた。 今週は月末を控え、投資家の間でポートフォリオを調整する動きが見られる。 ユーロ/ドルは0.19%高の1.2136ドル。一時1.2079ドルに下 落した。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは8.21%高の3万29 15ドル。前日は一時3万ドルを割り込んでいた。 NY外為市場: <債券> 米金融・債券市場: <株式> 前日の大幅安から反発して取引を終えた。決算シーズンが好調となる中、 ヘッジファンドによる保有株売却を巡る懸念が後退し、幅広い銘柄に買いが入った。 マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、アルファベット<GOOGL .O>などの大型株がS&P総合500種の上げを主導した。 アップルは前日発表した2020年10─12月期決算で、売上高と利益が 市場予想を上回った。ただ株価は年初に約7%上昇していたことから、この日は下落した 。 米国株式市場: <金先物> リスク投資意欲の改善を背景に下落。中心限月4月物の清算値(終値に 相当)は前日比7.70ドル(0.42%)安の1オンス=1841.20ドル。 この日はリスク資産とされる株に資金が流入する半面、金塊には売り圧力がかかった 。一方、米商務省が朝方に発表した2020年の実質GDP速報値が前年比3.5%減と 、リーマンショック後の09年以来11年ぶりのマイナス成長となった。金は安全資産と して買われる場面もあり、下値は限定的だった。 NY貴金属: <米原油先物> 根強いエネルギー需要の減退懸念に押され、反落した。米国産標準 油種WTIの中心限月3月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.51 ドル(0.9 6%)安の1バレル=52.34ドル。4月物は0.49ドル安の52.24ドルだった 。 NYMEXエネルギー: ドル/円 NY午後4時 104.23/104.26 始値 104.30 高値 104.46 安値 104.18 ユーロ/ドル NY午後 1.2123/1.2124 4時 始値 1.2101 高値 1.2141 安値 1.2088 米東部時間 30年債(指標銘柄) 16時32分 95*24.00 1.8101% 前営業日終値 96*14.00 1.7800% 10年債(指標銘柄) 16時32分 98*12.50 1.0483% 前営業日終値 98*22.50 1.0140% 5年債(指標銘柄) 16時33分 99*23.25 0.4304% 前営業日終値 99*27.00 0.4070% 2年債(指標銘柄) 16時00分 100*00.25 0.1211% 前営業日終値 100*00.38 0.1190% 終値 前日比 % ダウ工業株30種 30603.36 +300.19 +0.99 前営業日終値 30303.17 ナスダック総合 13337.16 +66.56 +0.50 前営業日終値 13270.60 S&P総合500種 3787.38 +36.61 +0.98 前営業日終値 3750.77 COMEX金 2月限 1837.9 ‐7.0 前営業日終値 1844.9 COMEX銀 3月限 2592.2 +53.3 前営業日終値 2538.9 北海ブレント 3月限 55.53 ‐0.28 前営業日終値 55.81 米WTI先物 3月限 52.34 ‐0.51 前営業日終値 52.85 CRB商品指数 174.2937 ‐1.0383 前営業日終値 175.3320 (
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