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NY市場サマリー(18日)米国株反落、ドル上昇

[18日 ロイター] -

<為替> ニューヨーク外為市場ではドルが幅広い通貨に対し上昇。米債利回りの上昇を追い風に、前日の下落分を取り戻した。米連邦準備理事会(FRB)が17日までに開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年末まで利上げはないとの見通しを示したことで、ドルは下落していた。

ドル指数は0.53%高の91.853。一時0.56%下落し、2週間ぶり安値となる91.30を付ける場面もあった。

FRBは17日、インフレ率が今年中に2.4%と、目標の2%を上回ると予想。ただ、パウエルFRB議長はFOMC後の会見で、インフレ率の上昇は一時的で、政策金利の見通しに影響を与えないと強調した。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツのチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「パウエル議長の見通しが誤っていることがいずれ証明されると市場は見込んでいる」とし、これによって金利差がドルに有利な方向に傾き、金利に敏感な通貨を圧迫しているとの見方を示した。

米10年債利回りは1.754%に上昇し、連日で13カ月ぶり高水準を更新した。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米金融・債券市場では、物価の上昇を巡る不安感から10年債利回りが1年2カ月ぶりに1.75%台に上昇した。これに伴い株式も売られ、ハイテク株の多いナスダック総合指数は3%と大幅に値下がりした。

10年債利回りは一時1.7540%と、昨年1月以来の高水準。30年債利回りも2.518%と19年8月以来の水準を付けた。

FHNフィナンシャルのシニア金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏は「物価の暴走に歯止めがかからず、連邦準備理事会(FRB)がインフレ退治に失敗するという最悪のシナリオを市場は恐れており、テールリスクが表面化している」と述べた。

FRBのパウエル議長は前日、物価の伸びが今年目標の2%を突破しても、景気回復を確実にするために低金利を維持すると明言。今年の成長率は6.5%と約40年ぶりの高成長を見込み、失業率も4.5%に改善すると予想した。

ヌビーンの債券戦略部長、トニー・ロドリゲス氏は「FRBが金利上昇を容認する中、市場は経済環境の上向きを織り込みつつある」とし、10年債利回りは年末までに2%近くに達するだろうと話した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場は、主要株価3指数が反落。ナスダック総合は3%安と2月25日以来の大幅な下落率を記録した。米国債利回りの上昇と欧州の新型コロナウイルス感染再拡大が重しとなった。

この日はフランスが感染第3波を受け、パリとその近郊を含む16県で1カ月間のロックダウン(都市封鎖)措置を導入すると発表。これを受け米株価は下げ足を速めた。

欧州での感染状況を巡る懸念などから原油価格が下落し、S&Pエネルギー株指数は4.7%値下がりした。

テミス・トレーディングのトレーディング部門共同マネジャー、ジョー・サルッジ氏は「パリのロックダウンに関するニュースが取引終盤に市場に打撃を与えた。米国では感染状況が落ち着きつつあり、経済再開への期待が広がっているが、海外の状況は注目されていなかった。良いことばかりではない」と語った。

金融やエネルギーといったシクリカル(景気循環)セクターが中心のラッセル1000バリュー株指数は0.6%安。テクノロジーセクターを含むラッセル1000グロース株指数は2%超下落した。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、小反発した。

米連邦準備理事会(FRB)が前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表した経済見通しでは、少なくとも2023年末まで事実上のゼロ金利が維持されるとの想定が改めて示された。これを受けて、一部で高まっていた早期の利上げ観測が後退し、金利を生まない資産である金が買われた。

一方、米長期金利の指標である10年物国債利回りは18日、1.7%台に大幅上昇。 対ユーロでドル高も進み、金の上値を抑えた。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、早期の需給均衡化への期待縮小やドルの上昇に伴う割高感に圧迫され、急落した。下落は5営業日連続。

前日の米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油在庫が4週連続で増加したほか、石油製品在庫も予想外の積み増しとなった。また、国際エネルギー機関(IEA)は同日公表の月報で、原油相場が「新たなスーパーサイクル(長期にわたる上伸基調)に入り、供給不足に陥る可能性がある」などとする市場の観測を否定。これらにドル上昇に伴う割高感が加わって朝方からほぼ一本調子で下落した。

さらに、英アストラゼネカ社製の新型コロナウイルスワクチンの接種を停止する動きが欧州で広がっていることや、先週末から4月物が5月物より安い順ざや状態になり、業者が商品在庫を抱えやすくなっていることが弱材料との指摘もあった。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 108.88/108.91

始値 109.00

高値 109.22

安値 108.83

ユーロ/ドル NY終値 1.1915/1.1916

始値 1.1938

高値 1.1949

安値 1.1907

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 87*26.00 2.4523%

前営業日終値 88*03.00 2.4380%

10年債(指標銘柄) 17時05分 94*23.00 1.7064%

前営業日終値 95*09.50 1.6410%

5年債(指標銘柄) 17時05分 98*08.25 0.8604%

前営業日終値 98*20.25 0.7820%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.00 0.1571%

前営業日終値 99*31.75 0.1290%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 32862.30 -153.07 -0.46

前営業日終値 33015.37

ナスダック総合 13116.17 -409.03 -3.02

前営業日終値 13525.20

S&P総合500種 3915.46 -58.66 -1.48

前営業日終値 3974.12

COMEX金 4月限 1732.5 +5.4

前営業日終値 1727.1

COMEX銀 5月限 2635.1 +29.3

前営業日終値 2605.8

北海ブレント 5月限 63.28 ‐4.72

前営業日終値 68.00

米WTI先物 4月限 60.00 ‐4.60

前営業日終値 64.60

CRB商品指数 187.1393 ‐5.5363

前営業日終値 192.6756

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