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NY市場サマリー(4日)S&Pとナスダックが最高値更新、ドル上昇、利回り低下

[4日 ロイター] -

<為替> ニューヨーク外為市場では、前日の連邦公開市場委員会(FOMC)が消化される中、ドルが上昇した。一方、英ポンドはイングランド銀行(英中央銀行)が利上げに踏み切らなかったことを受け下落した。

英中銀はこの日の金融政策委員会で、7対2で政策金利を過去最低の0.1%に据え置くことを決定。ベイリー総裁が先月、インフレリスクの高まりに対して躊躇(ちゅうちょ)なく利上げする考えを示したことを受け、利上げ観測が高まっていた。

前日は米連邦準備理事会(FRB)が11月にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始すると決定。同時にインフレ高進は「一過性」のものとの見解を維持し、速いペースでの利上げは必要ない公算が大きいとの考えを示した。

前日には欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が、来年利上げする可能性は非常に低いとの認識を表明。市場では来年10月にも利上げするとの見方が出ていたが、ラガルド氏の発言を受け、利上げ予想時期は同年12月に後ずれした。

OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「 これらの主要中銀がどの程度早く金融引き締めに転じるのか、市場はリセットする必要があった」と述べた。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 米金融・債券市場では米債利回りが低下し、イールドカーブ(利回り曲線)がスティープ化した。米連邦準備理事会(FRB)が前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを急がない姿勢を示したため、市場の利上げ観測が後退した。

スターリング・キャピタル・マネジメントのシニア債券ストラテジ スト、アンドリュー・リッチマン氏によると、イングランド銀行(英中央銀行)が利上げを見送ったことを受け欧州の一部の国債利回りが大幅に低下したことも米債利回りの低下につながったという。

米10年債利回りは序盤に1.609%まで上昇したものの、その後1.509%と10月中旬以来の水準に低下。終盤は5.8ベーシスポイント低下の1.5209%となった。

2年債利回りは一時0.391%に低下。終盤は6.5bp低下の0.4125%となった。先週は0.5640%と1年7カ月ぶりの高水準を付けていた。

長短金利差は約1週間ぶりの水準に拡大した。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が上昇し、6営業日連続で終値ベースの最高値を更新した。米半導体大手クアルコムが3日発表した好決算を受け、半導体関連株が上昇した。

ダウ工業株30種は小幅安で終了。前日まで4営業日連続で、終値での最高値を更新していたが、この日はJP、ゴールドマン・サックスなど銀行株の下げが重しとなった。

金融株は1.3%安と、S&P主要11セクターの中で下落率が最大だった。利上げを急がない米連邦準備理事会(FRB)の姿勢を受け、米債利回りが低下したことが背景。

ジョン・ハンコック・インベストメント・マネジメントの共同最高投資ストラテジスト、マット・ミスキン氏は「きょうは利回り低下の恩恵を受けてグロース(成長)銘柄がよりポジティブな展開となった。FRBのテーパリング(量的緩和の縮小)発表を踏まえ、市場は全般的に利回り上昇に身構えてきたが、きょうは逆の動きが見られている」と語った。

S&Pのグロース指数は1.2%高、バリュー指数は0.5%安。主要セクターでは情報技術と一般消費財がともに約1.5%高と上げを主導した。

クアルコムは12.7%上昇。携帯電話や自動車などに利用される半導体需要の急増を背景に、第1・四半期(10─12月期)の利益と売上高の自社予想が市場予想を上回った。

フィラデルフィア半導体指数は3.5%高。同業エヌビディアも12%値上がりした。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、早期の米利上げ観測の後退を受け、3日ぶりに反発した。

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「(量的)緩和を縮小する時だが、雇用最大化の目標に達しておらず、利上げする時期ではない」と明言。利上げに慎重姿勢を示した。これを受けて金利を生まない金塊の投資妙味が増し、相場は上昇した。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は追加増産見送りを決定した産油国会合の結果にもかかわらず、売りが優勢となり、3日続落した。

石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」はこの日、閣僚級会合を開催し、12月以降の生産方針について協議した。結果発表を控え、朝方まではジリ高で推移。欧州を中心に新型コロナウイルス感染が再び拡大傾向にあるほか、大半の産油国に増産余力がないことから、日米などの大幅増産要請には応じないとの観測に支えられ、相場は一時83.42ドルの高値を付けた。

しかし、その後に流れは急反転。サウジアラビア国営テレビが同国の産油量について、12月に新型コロナ流行以来初めて日量1000万バレルを超える見通しと報じたことがきっかけとなった。間もなく、OPECプラスが産油量を日量40万バレルずつ引き上げる従来計画の維持を決めたとの結果が伝わると、相場は一時下げ幅をやや縮小。しかし、再び下げ足を速め、午後には節目の80ドルを割り込み、終盤にはさらに売り込まれる展開となった。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 113.75/113.78

始値 113.92

高値 114.02

安値 113.52

ユーロ/ドル NY終値 1.1552/1.1556

始値 1.1544

高値 1.1573

安値 1.1529

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 100*25.00 1.9652%

前営業日終値 100*10.00 1.9860%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*15.00 1.5297%

前営業日終値 97*01.00 1.5790%

5年債(指標銘柄) 17時01分 100*01.75 1.1137%

前営業日終値 99*22.75 1.1850%

2年債(指標銘柄) 17時03分 99*28.75 0.4264%

前営業日終値 99*25.50 0.4780%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 36124.23 -33.35 -0.09

前営業日終値 36157.58

ナスダック総合 15940.31 +128.72 +0.81

前営業日終値 15811.58

S&P総合500種 4680.06 +19.49 +0.42

前営業日終値 4660.57

COMEX金 12月限 1793.5 +29.6

前営業日終値 1763.9

COMEX銀 12月限 2391.1 +68.0

前営業日終値 2323.1

北海ブレント 1月限 80.54 ‐1.45

前営業日終値 81.99

米WTI先物 12月限 78.81 ‐2.05

前営業日終値 80.86

CRB商品指数 233.4513 ‐2.3356

前営業日終値 235.7869

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