[19日 ロイター] -
<為替> 米国債利回りの低下に連動してドルが弱含んだ。ただ米連邦準備理事会(
FRB)が3月にも利上げに踏み切るとの観測の中、ドルは引き続き底堅く推移している
。
終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.2%安の95.528。
米商務省が朝方発表した21年12月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で
前月比1.4%増の170万2000戸と市場予想(165万件)に反し増加し、昨年3
月以来9カ月ぶりの高水準となった。これを受け、ドルは下げ幅を縮小する場面もあった
。
ユーロは対ドルで0.2%高の1.1348ドル。ドイツ10年債利回り
が19年以降で初めてプラス圏に一時浮上したことが支援要因になった。[nL4
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NY外為市場:
<債券> 米債利回りが2年ぶりの高水準から低下した。投資家が最近の利回り上昇
を好機とみて国債の買いに動いたことや、財務省が実施した20年債入札に強い需要があ
ったことが背景。
新発20年債の最高落札利回りは2.21%で、入札前の水準を1ベーシスポイント
(bp)下回った。セカンダリー市場では一時、21年5月以来の高水準で
ある2.28%に達したが、終盤には2.20%に低下した。
指標10年債利回りは一時1.902%、5年債利回りUS5YT=RR>は1.
693%に上昇し、ともに20年1月以来の高水準を付けた。終盤にはそれぞれ1.84
49%、1.6263%に低下した。
2年債利回りは一時1.076%に上昇し、20年2月以来の高水準とな
った。終盤は1.0388%。
5年物価連動国債(TIPS)利回りはマイナス1.05%、10年物
TIPS利回りはマイナス0.59%にそれぞれ上昇した。
米金融・債券市場:
<株式> 続落して取引を終えた。米国債利回り上昇や米連邦準備理事会(FRB)
による引き締めへの懸念が続き、ナスダック総合は調整局面に入った。
ナスダックは昨年11月19日に付けた終値での最高値を10%超下回る水
準で引けた。
第4・四半期決算シーズンが本格化する中、モルガン・スタンレー、バンク・
オブ・アメリカ、ユナイテッドヘルス、プロクター・アンド・ギャンブル
(P&G)などの決算内容を消化する流れも見られた。
米国株式市場:
<金先物> リスク回避ムードが広がる中で安全資産としての需要から買いが入り、
4営業日ぶりに反発した。2月物の清算値(終値に相当)は前日比30.80ドル(1.
70%)高の1オンス=1843.20ドル。中心限月ベースでは、昨年11月19日以
来2カ月ぶりの高値となった。
NY貴金属:
<米原油先物> 供給逼迫(ひっぱく)を懸念した買いが優勢となり、3営業日続伸
した。米国産標準油種WTIの中心限月2月物は、前日清算値(終値に相当)比1.53
ドル(1.79%)高の1バレル=86.96ドルと、引き続き約7年3カ月ぶりの高値
水準となった。3月物は0.97ドル高の85.80ドル。
NYMEXエネルギー:
ドル/円 NY午後4時 114.27/114.30
始値 114.48
高値 114.54
安値 114.22
ユーロ/ドル NY午後 1.1345/1.1346
4時
始値 1.1336
高値 1.1356
安値 1.1334 米東部時間
30年債(指標銘柄) 16時40分 93*18.00 2.1693%
前営業日終値 93*06.50 2.1860%
10年債(指標銘柄) 16時40分 95*23.00 1.8539%
前営業日終値 95*19.00 1.8680%
5年債(指標銘柄) 16時40分 98*05.00 1.6397%
前営業日終値 98*03.50 1.6490%
2年債(指標銘柄) 16時40分 99*13.50 1.0510%
前営業日終値 99*14.13 1.0400% 終値 前日比 %
ダウ工業株30種 35028.65 -339.82 -0.96
前営業日終値 35368.47
ナスダック総合 14340.26 -166.64 -1.15
前営業日終値 14506.90
S&P総合500種 4532.76 -44.35 -0.97
前営業日終値 4577.11 COMEX金 2月限 1843.2 +30.8
前営業日終値 1812.4
COMEX銀 3月限 2423.1 +73.9
前営業日終値 2349.2
北海ブレント 3月限 88.44 +0.93
前営業日終値 87.51
米WTI先物 2月限 86.96 +1.53
前営業日終値 85.43
CRB商品指数 249.9318 +2.8650
前営業日終値 247.0668
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