[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米コロンビア大学の統計学研究者が、ニューヨーク市に生息するネズミの数について、200万匹程度との推計を発表した。約800万人が住む同市では、住民1人に対しネズミ1匹が生息するとの「都市伝説」もあるが、実際の数はもっと低いとみられるという。
推計を発表したのはコロンビア大の博士課程学生、ジョナサン・オーバック氏。雑誌「Significance」に掲載された論文によると、同氏は、市民から寄せられたネズミの目撃情報を調査。ネズミの集まる場所の数を約4万0500カ所と推計し、1つの場所に約50匹がいると仮定すれば、市全体では約200万匹が生息していることになるという。
同市の保健当局は声明で、オーバック氏の発表内容は「興味深い」とした上で、大都市でネズミ生息数を確実に調べる方法はないほか、あったとしても特別に役立つ情報ではないとした。
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