[1日 ロイター] - 米国株式市場はまちまち。朝方発表された好調な1月米雇用統計を受け明るい見方が広がったものの、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)の低調な見通しが影を落とし、小売株に売りが出た。
アマゾンは5.38%安で終了。前日引け後に発表した第4・四半期決算は堅調な内容だったが、第1・四半期売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気された。
アマゾンの見通しは失望感を誘い、ナスダック総合.IXICは下落。小売株にも売りは広がり、S&P一般消費財株.SPLRCDは1.77%安。ウォルマート(WMT.N)、メーシーズ(M.N)、コールズ(KSS.N)はいずれも2%下落した。
1月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が30万4000人増加し、2018年2月以来の大幅な伸びとなった。予想の16万5000人増も上回った。
その他、1月のISM製造業景気指数も予想を上回り、米経済の基調的な力強さを示した。
ただ、中国経済減速を巡る懸念はくすぶる。財新/マークイットが発表した1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は節目の50を2カ月連続で下回り、約3年ぶりの低水準となった。
石油メジャーのエクソン・モービル(XOM.N)とシェブロン(CVX.N)は予想を上回る四半期利益を手掛かりに、そろって3%超上昇した。
原油価格の上昇に追随し、S&Pエネルギー.SPNYは1.83%高となった。
シグナ(CI.N)は2.88%安。2019年業績見通しが予想に届かなかったことを嫌気した。
週間ではS&P総合500種.SPXが1.6%、ダウ工業株30種.DJIが1.3%、ナスダック総合.IXICが1.4%それぞれ上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.30対1の比率で上回った。ナスダックでも1.37対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は75億株。直近20営業日の平均は77億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25063.89 +64.22 +0.26 25025.31 25193.15 24982.49 .DJI
前営業日終値 24999.67
ナスダック総合 7263.87 -17.87 -0.25 7256.37 7299.94 7243.41 .IXIC
前営業日終値 7281.74
S&P総合500種 2706.53 +2.43 +0.09 2702.32 2716.66 2696.88 .SPX
前営業日終値 2704.10
ダウ輸送株20種 10123.99 +64.62 +0.64 .DJT
ダウ公共株15種 724.66 -2.59 -0.36 .DJU
フィラデルフィア半導体 1287.40 +15.31 +1.20 .SOX
VIX指数 16.14 -0.43 -2.60 .VIX
S&P一般消費財 846.16 -15.29 -1.77 .SPLRCD
S&P素材 335.49 +1.51 +0.45 .SPLRCM
S&P工業 604.94 +1.20 +0.20 .SPLRCI
S&P主要消費財 546.48 -1.46 -0.27 .SPLRCS
S&P金融 432.10 +2.20 +0.51 .SPSY
S&P不動産 211.56 -1.42 -0.67 .SPLRCR
S&Pエネルギー 479.44 +8.63 +1.83 .SPNY
S&Pヘルスケア 1050.21 +2.34 +0.22 .SPXHC
S&P通信サービス 152.23 -0.52 -0.34 .SPLRCL
S&P情報技術 1170.20 +7.04 +0.60 .SPLRCT
S&P公益事業 276.84 -0.83 -0.30 .SPLRCU
NYSE出来高 9.29億株 .AD.N
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 20805 + 85 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物3月限 円建て 20795 + 75 大阪比 <0#NIY:>
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