[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は反発し、ダウ平均株価は一時300ドル超値上がりした。前日は米中通商協議を巡る懸念から売りが膨らんだものの、この日は楽観的な見方から買い戻しが入った。主要3指数が上昇。ただ、序盤の上昇は後場に入り縮小し、上げ幅は前日下落分の半分以下だった。前日のS&P総合500種.SPXとダウ工業株30種.DJIは1月3日以来最大の下落率を記録した。[nL4N22P4BH]
トランプ米大統領は14日、米中貿易摩擦が「ささいな口げんか」で、両国の話し合いは「非常に良好」と発言。これを受け、投資家心理が和らいだ。[nL4N22Q4G2]
中国側も、外務省報道官が定例会見で「中国と米国は関連協議を引き続き進めることで合意している」などと述べた。[nL4N22Q2KW]
ベル・インベストメント・アドバイザーズのジム・ベル社長は「昨日の下落幅を踏まえると、今日は良い買いの機会だった」とし、トランプ氏の政策への支持が根強く、事態がうまく収束することへの期待があると指摘した。
ボーイングBA.Nが1.7%高で、ダウ平均の最大の押し上げ要因になった。
ラルフ・ローレンRL.Nは3.7%安。第4・四半期(1─3月)決算は、最大市場の北米の既存店売上高が減少し、嫌気された。[nL4N22Q404]
配車大手のウーバー・テクノロジーズUBER.Nは7.7%高で、先週末の上場以来初めて上昇。同業リフトLYFT.Oも4.9%高だった。ウーバー株は引け後の時間外取引でも6.4%高。全米労働関係局(NLRB)が同社の運転手について、社員ではなく独立の契約者と見なすという見解を示した。[nL4N22Q4S4]
S&P主要11セクターで下落して終了したのは公益事業株.SPLRCUのみ。情報技術株.SPLRCTは1.6%上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.16対1の比率で上回った。ナスダックでも2.67対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は66億2000万株。直近20営業日の平均は70億1000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25532.05 +207.06 +0.82 25384.0 25688. 25384. .DJI
3 96 03
前営業日終値 25324.99
ナスダック総合 7734.49 +87.47 +1.14 7689.66 7776.2 7665.3 .IXIC
0 0
前営業日終値 7647.02
S&P総合500種 2834.41 +22.54 +0.80 2820.12 2852.5 2820.1 .SPX
4 2
前営業日終値 2811.87
ダウ輸送株20種 10454.97 +149.12 +1.45 .DJT
ダウ公共株15種 780.77 -5.86 -0.74 .DJU
フィラデルフィア半導体 1442.83 +33.88 +2.40 .SOX
VIX指数 18.11 -2.44 -11.87 .VIX
S&P一般消費財 910.67 +7.88 +0.87 .SPLRCD
S&P素材 339.99 +2.75 +0.82 .SPLRCM
S&P工業 630.14 +6.66 +1.07 .SPLRCI
S&P主要消費財 585.54 +2.17 +0.37 .SPLRCS
S&P金融 445.47 +3.52 +0.80 .SPSY
S&P不動産 224.14 +0.79 +0.35 .SPLRCR
S&Pエネルギー 469.26 +5.07 +1.09 .SPNY
S&Pヘルスケア 1013.28 +4.12 +0.41 .SPXHC
S&P通信サービス 160.58 +0.39 +0.24 .SPLRCL
S&P情報技術 1305.26 +20.54 +1.60 .SPLRCT
S&P公益事業 294.22 -2.57 -0.87 .SPLRCU
NYSE出来高 8.10億株 .AD.N
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 21145 + 115 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 21135 + 105 大阪比 <0#NIY:>
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