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米国株式市場=大幅反落、中間選挙で民主善戦 CPIに注目

[9日 ロイター] - 米国株式市場は大幅反落して取引を終えた。議会中間選挙で野党・共和党が予想ほど躍進しなかったことが背景。投資家は今後の利上げペースを探る手掛かりとなるインフレ指標に注目している。

米国株式市場は続伸して取引を終えた。投資家は8日投開票の議会中間選挙に注目している。また、大規模な人員削減計画が報じられたメタ・プラットフォームズが大きく値上がりした。8月3日、ニューヨーク証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

米10年債入札が低調だったことを受け、国債利回りがさらに上昇する中、主要株価3指数は下げ足を速めた。

下院は共和党が依然として優勢だが、接戦州の多くで勝者が確定しておらず、共和党勝利の「レッドウェーブ」が起きる見込みは薄れている。

インフラストラクチャー・キャピタル・マネジメントのジェイ・ハットフィールド最高経営責任者(CEO)は「市場で期待されていたのはレッドウェーブだった。共和党が勝てば少なくとも防衛関連株やエネルギー株など一部の銘柄が大きく上昇していただろう」と述べた。

動画配信事業でさらなる損失を計上したメディア・娯楽大手、ウォルト・ディズニーが13%安と2001年以来最大の下落率を記録し、市場の地合いを圧迫した。

電気自動車(EV)大手、テスラは7.2%下落し2年ぶりの安値を付けた。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がツイッターの買収手続き完了後、テスラ株1950万株、39億5000万ドル相当を売却していたことが有価証券報告書で判明した。

中間選挙での民主党の善戦を受け、クリーンエネルギー関連が買われ、インベスコ・ソーラーETF(上場投資信託)は約1%高となった。

主要株価3指数は前日まで3営業日続伸していた。選挙結果が依然として不透明な中、投資家は10日に発表される10月の消費者物価指数(CPI)に注目している。

メタ・プラットフォームズは約5%上昇。従業員の13%に相当する1万1000人超の人員削減を発表した。

ハンバーガーチェーン、ウェンディーズは3%高。四半期決算で売上高と利益が市場予想を上回った。

S&P総合500種では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を11.9対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は116億株。直近20営業日の平均は118億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 32513.94 -646.89 -1.95 33004.47 33065.11 32478.87

前営業日終値 33160.83

ナスダック総合 10353.18 -263.03 -2.48 10528.45 10564.97 10344.01

前営業日終値 10616.20

S&P総合500種 3748.57 -79.54 -2.08 3810.94 3818.20 3744.22

前営業日終値 3828.11

ダウ輸送株20種 13502.72 -341.90 -2.47

ダウ公共株15種 895.05 -8.25 -0.91

フィラデルフィア半導体 2424.82 -78.57 -3.14

VIX指数 26.09 +0.55 +2.15

S&P一般消費財 1024.24 -32.94 -3.12

S&P素材 478.42 -7.70 -1.58

S&P工業 807.60 -11.86 -1.45

S&P主要消費財 748.54 -8.56 -1.13

S&P金融 562.00 -9.70 -1.70

S&P不動産 225.50 -2.48 -1.09

S&Pエネルギー 679.63 -34.88 -4.88

S&Pヘルスケア 1530.84 -16.31 -1.05

S&P通信サービス 152.77 -2.96 -1.90

S&P情報技術 2112.06 -57.53 -2.65

S&P公益事業 333.38 -2.83 -0.84

NYSE出来高 10.03億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 27525 - 125 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 27520 - 130 大阪比

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