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米国株式市場=続落、債務上限協議膠着でデフォルト懸念高まる

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米国株式市場は続落して終了した。連邦債務上限を巡る民主・共和両党の交渉で妥結が見られず、米政府が資金繰りに行き詰まるとされる6月1日が迫る中、市場では米国の債務不履行(デフォルト)に対する懸念が高まっている。

米国株式市場は続落して終了した。24日、ニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

ホワイトハウスによると、バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長の交渉団は生産的な協議を行った。

エドワード・ジョーンズのシニア投資ストラテジスト、アンジェロ・コウカファス氏は「昨日まで投資家は債務上限協議を楽観してきたが、6月1日のXデーが近づくにつれ、再び警戒感が強まっている」と述べた。

S&P総合500種の主要11セクターではエネルギーを除く10セクターが下落。不動産の下げがきつかった。

投資家の不安心理を映すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX、恐怖指数)は3週間ぶりの高水準付近。

この日は5月2─3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表され、連邦準備理事会(FRB)の政策も焦点となった。議事要旨は、追加利上げの必要性が「それほど確かではなくなった」との見解で当局者がおおむね一致したことを示した。

個別銘柄ではシティグループが3.1%安。メキシコ・リテール銀行部門バナメックスの70億ドルでの売却を断念し、代わりに上場を目指す。

アジレント・テクノロジーズは約6%下落。通年の売上高と利益の見通しを引き下げた。

さえない利益見通しを示した税務・会計ソフトウエアのインテュイットも7.5%値下がりした。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.71対1の比率で上回った。ナスダックでも2.34対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は約97億株。直近20営業日の平均は105億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 32799.92 -255.59 -0.77 33021.76 33031.7 32752.44

5

前営業日終値 33055.51

ナスダック総合 12484.16 -76.08 -0.61 12481.90 12529.6 12415.85

3

前営業日終値 12560.25

S&P総合500種 4115.24 -30.34 -0.73 4132.96 4132.96 4103.98

前営業日終値 4145.58

ダウ輸送株20種 13695.45 -211.58 -1.52

ダウ公共株15種 907.70 -5.34 -0.58

フィラデルフィア半導体 3124.09 -53.35 -1.68

VIX指数 20.03 +1.50 +8.09

S&P一般消費財 1168.38 -2.71 -0.23

S&P素材 479.04 -5.45 -1.13

S&P工業 821.53 -10.54 -1.27

S&P主要消費財 768.05 -5.01 -0.65

S&P金融 528.74 -7.02 -1.31

S&P不動産 220.49 -4.98 -2.21

S&Pエネルギー 616.43 +3.20 +0.52

S&Pヘルスケア 1501.91 -9.96 -0.66

S&P通信サービス 206.48 -1.25 -0.60

S&P情報技術 2713.42 -17.02 -0.62

S&P公益事業 331.01 -2.09 -0.63

NYSE出来高 8.70億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 30520 - 90 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 30495 - 115 大阪比

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