March 6, 2018 / 10:56 PM / 5 months ago

米国株式市場は小幅高、貿易戦争への懸念で神経質な展開

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国株式市場は小幅高で取引を終了。トランプ米大統領が鉄鋼・アルミニム製品に輸入関税を課す計画を実行に移すかどうかを巡り、政府や議会から異なるシグナルが出される中、貿易戦争に発展することへの懸念から、米株市場は値動きの荒い展開となった。

 3月6日、米国株式市場は小幅高で取引を終了。NYSEで2日撮影(2018年 ロイター/Andrew Kelly)

この日は、トランプ大統領が先週明らかにした鉄鋼とアルミニウムの輸入製品に高い関税を課す計画について、貿易交渉の手段に過ぎず、実行には移されないとの見方から米株を買う動きがあったものの、その後の大統領の発言などで不透明感が広がり、上値は抑えられた。

米共和党のマコネル上院院内総務を始め、多くの議員が関税計画の撤回を求める中、大統領は6日、この計画に改めて言及。米国が赤字を抱えている場合には「貿易戦争はそれほど悪いことではない」と述べ、関税の導入方針を維持する考えを示した。

インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザッカレリ氏は「市場は不確実性を嫌う。われわれが最も恐れる事態になれば、市場は先週よりもさらに大幅に下落するだろう。逆に、貿易戦争に突入しない見通しになれば、市場は上昇するだろう」と述べた。

投資家は、北朝鮮が非核化に向け米国と対話する意向を表明したとするニュースにも注目していた。

S&P主要11セクターでは、大半が上昇。素材株.SPLRCMが1.1%高と上げ幅が最大だった。インディペンデント・アドバイザー・アライアンスのザッカレリCIOによると、素材株の投資家は貿易戦争に突入しないと見込んでいるもよう。

個別銘柄で値動きが目立ったのは米小売大手ターゲット(TGT.N)。第4・四半期(2月3日まで)決算で利益が予想を下回ったことから、4.5%安となった。

米半導体大手クアルコム(QCOM.O)は2.9%安。米政府の安全保障パネルが、ブロードコム(AVGO.O)によるクアルコム買収提案の全面調査を正当付ける安全保障上の懸念要因を特定したことを受けた。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.27対1の比率で上回った。ナスダックでも1.87対1で値上がり銘柄数が多かった。

S&P総合500種構成銘柄では、21銘柄が52週高値を更新し、安値を更新した銘柄はなし。ナスダック総合構成銘柄では132銘柄が新高値を付け、17銘柄が新安値を付けた。

米取引所の合算出来高は68億7000万株。直近20営業日の平均は80億7000万株。

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