March 7, 2018 / 10:53 PM / 3 months ago

米S&P下げ幅縮小、輸入関税でメキシコなど適用除外の可能性

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国株式市場はまちまちで引けた。S&P総合500種.SPXは値動きの荒い展開の後、小幅安で取引を終えた。ホワイトハウスは7日、トランプ大統領が導入を表明した鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税について、週内に署名される見通しだとした上で、カナダとメキシコなどの国は適用を除外される可能性があると発表。

 3月7日、米国株式市場はまちまちで引けた。S&P総合500種は値動きの荒い展開の後、小幅安で取引を終えた。NYSEで撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)

投資家は政策の見極めに苦戦している。

6日の引け後、自由貿易主義を主張するコーン国家経済会議(NEC)委員長の辞任が発表され、市場では貿易戦争を巡る懸念が一層強まった。ただ、7日遅くの会見でホワイトハウス報道官が「国家安全保障の観点からメキシコとカナダが除外される可能性があり、その他の国も同様の手続きで除外される可能性がある」と説明したことで、懸念はやや和らいだとみられる。

S&P総合500種は一時0.97%下落した後、ホワイトハウスの発表を受けて下げ幅を縮小した。

オークブルック・インベストメンツの共同最高投資責任者(CIO)、ジャンナ・サンプソン氏は「関税の適用対象がさほど幅広くなければ、投資家の懸念は和らぐ。ただ、それは現時点での憶測に過ぎない。現政権では、文書に落とし込まれるまで内容は変更される可能性がある」と述べた。

ダウ工業株30種.DJIは0.33%安で終了。キャタピラー(CAT.N)やボーイング(BA.N)など製造業の下げが重しとなった。キャタピラーは1.5%安、ボーイングは0.5%安。

両社は米国が鉄鋼・アルミ製品への輸入関税を導入する場合、金属価格の上昇や外国による対抗措置などの悪影響を受ける可能性がある。このため、トランプ大統領が最初に関税計画を示した1日以降、両社の株価は下げ基調にある。

S&P主要11セクターでは、エネルギー株.SPNYが軟調で0.8%安。米週間石油統計で在庫や生産量の増加が示されたことを受け、原油先物が一時2%下落したことが響いた。

S&P情報技術株.SPLRCTは0.6%上昇。フェイスブック(FB.O)やオートデスク(ADSK.O)の急伸が貢献した。コンピューター支援設計(CAD)ソフト大手の米オートデスクの第4・四半期(11─1月)決算は予想より小幅な赤字となった。

中小企業を対象とするラッセル2000指数は0.8%高と、大型株の指数をアウトパフォーム。国内向けの事業が中心の中小企業は、米政府の輸入関税導入に伴う外国の報復措置の影響を大企業ほどは受けないとみられている。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.09対1の比率で上回った。ナスダックでも1.68対1で値上がり銘柄数が多かった。

S&P総合500種構成銘柄では、14銘柄が52週高値を更新し、3銘柄が安値を更新。ナスダック総合構成銘柄では147銘柄が新高値を付け、19銘柄が新安値を付けた。

米取引所の合算出来高は67億4000万株。直近20営業日の平均は77億9000万株。

ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります

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