(出来高などを追加しました) [7日 ロイター] - 米国株式市場は続伸して取引を終えた。新型コロナウイルス の新たな変異株「オミクロン株」を巡る懸念が後退し、ハイテク株への買いがナスダック 総合を押し上げた。 インテルは自動運転技術を開発するモービルアイの株式を2022年に米国 で上場させる計画を好感して3%上昇。フィラデルフィア半導体指数は一時5%超 の大幅高となった。 オミクロン株を巡る前向きなニュースも支援材料となった。 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)はこの日の取引開始前に、 米Virバイオテクノロジーと共同開発した新型コロナ抗体治療薬「ソトロビマ ブ」について、初期段階の研究データでオミクロン株の全ての変異に有効という結果が得 られたと発表した。 また、バイデン米政権のファウチ首席医療顧問は7日の記者会見で、初期のデータに 基づくと、オミクロン株は感染力が強いものの、毒性は低い可能性があると述べた。[nL4 N2SS3O1] ウェドブッシュ証券の株式担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は 、グラクソのニュースが流れた時点で既にセンチメントが改善したと指摘。投資家は例年 12月に相場が上昇する「サンタクロースラリー」を見込んでいると述べた。 投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー ・インデックス(恐怖指数、VIX)は、前週に記録した約10カ月ぶり高水準か ら低下。この日は19.5ポイント低下の21.89と、10月6日以来の低水準で終了 した。 S&Pの主要11セクターはいずれも上昇。情報技術が3.5%高、一般 消費財が2.4%高と好調だった。 S&P1500ホテル・レストラン・娯楽指数は1.4%高。S&P1 500航空指数はほぼ終日プラス圏で推移したものの、結局0.6%安で取 引を終えた。 半導体銘柄ではインテルのほか、エヌビディアが7.96%、NXPセミコ ンダクターズとアプライドマテリアルズが6.5%、それぞれ上昇した 。 ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.10対1の比 率で上回った。ナスダックでも3.37対1で値上がり銘柄数が多かった。 米取引所の合算出来高は113億8000万株。直近20営業日の平均は115億5 000万株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30 35719.43 +492.40 +1.40 35423.99 35819.47 35423.99 種 前営業日終値 35227.03 ナスダック総合 15686.92 +461.76 +3.03 15510.91 15720.09 15507.66 前営業日終値 15225.15 S&P総合50 4686.75 +95.08 +2.07 4631.97 4694.04 4631.97 0種 前営業日終値 4591.67 ダウ輸送株20 16355.42 +27.79 +0.17 種 ダウ公共株15 934.12 +7.03 +0.76 種 フィラデルフィ 3988.75 +188.68 +4.97 ア半導体 VIX指数 21.89 -5.29 -19.46 S&P一般消費 1629.91 +37.57 +2.36 財 S&P素材 550.09 +8.19 +1.51 S&P工業 885.38 +9.05 +1.03 S&P主要消費 758.50 +1.73 +0.23 財 S&P金融 651.61 +11.53 +1.80 S&P不動産 307.95 +5.29 +1.75 S&Pエネルギ 431.24 +9.60 +2.28 ー S&Pヘルスケ 1544.33 +19.08 +1.25 ア S&P通信サー 265.87 +3.42 +1.30 ビス S&P情報技術 3026.40 +102.50 +3.51 S&P公益事業 348.43 +2.60 +0.75 NYSE出来高 10.79億 株 シカゴ日経先物 ドル建て 28820 + 300 大阪比 12月限 シカゴ日経先物 円建て 28815 + 295 大阪比 12月限 (S&Pセクター別指数は関連コンテンツでご覧ください リフィニティブデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」