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企業決算に注目、ドル高逆風 FOMCも焦点=今週の米株式市場

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 25日からの週の米株式市場は、ドル高や物価高騰が企業の業績に及ぼしている影響について手掛かりを得ようとアップルやマイクロソフト、コカ・コーラなど一連の決算に関心が集まる。

米連邦準備理事会(FRB)は26─27日の連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の追加利上げを決定すると予想されているが、インフレやドル高についてどのような見解を示すかも注目される。

ドル指数はFRBのタカ派姿勢や投資家の質への逃避を背景にこの1年で15.1%上昇し、約20年ぶりの高値圏にある。

モルガン・スタンレーのアナリストによると、ドル指数が前年比で1%ポイント上昇するごとに、S&P総合500種構成企業の利益の伸びは0.5%ポイントの打撃を受ける。

ここ1週間ではIBM、ネットフリックス、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などがドル高が逆風になっていると明らかにした。

ファクトセットのデータによると、S&P500企業は売上高の約40%を海外で稼いでいる。業種別では情報技術が58%、素材が56%と特に高い一方、公益事業は2%にとどまる。

アナリストらは、ドル高が高インフレやサプライチェーン(供給網)の問題などと相まって収益を圧迫する恐れがあると指摘する。

モルガン・スタンレーは「ドルの変動率とS&P500企業の業績修正との間には長期的に強い負の相関関係がある。既に利益率圧迫と需要減少に直面している企業にとって、悪い時期にドル高が起きている」とした。

一方、ドル高がピークに達する兆しが出れば、ドル急上昇による打撃の一部を相殺できるとの見方もある。

コメリカ・ウェルス・マネジメントのジョン・リンチ最高投資責任者(CIO)は「過去40年のドルのピーク到達後には、リスク選好の回復や業績改善への期待からS&P500が12カ月で平均10%上昇している」と指摘した。

ドル高は米国が世界的な景気減速を他国よりうまく切り抜けられるという見方を反映しているとみる向きもある。

ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのサミア・サマナ氏は、長期的にはドル高の影響がより高い経済成長によって相殺されると見込み、米国株のオーバーウエートを高めている。

同氏は「投資家はドルが収益に与える影響に注目しすぎている」と語った。

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