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NY市場サマリー(16日)
2017年2月16日 / 22:21 / 9ヶ月後

NY市場サマリー(16日)

[16日 ロイター] - <為替> ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。米国債の利回り低下や、米連邦準備理事会(FRB)の次の利上げ時期を巡る不透明感を理由に、ドルを売る動きが優勢になった。

ドル/円JPY=は前日に付けた2週間半ぶりの高値となる114.95円から下げに転じ、16日の終盤は0.9%安の113.15円。ユーロ/ドルEUR=は5週間ぶりの安値だった前日の1.052ドルから持ち直し、16日終盤は0.7%高の1.0669ドルとなっている。

主要6通貨に対するドル指数.DXYは前日に約1カ月ぶりの高値となる101.76ドルまで上昇していたが、16日は過去2週間強で最大の下げとなり、直近では0.7%安の100.49で推移している。

トレーダーはFRBのイエレン議長が15日の議会で証言した内容について、3月14─15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切るかどうかについて明確な手掛かりは示さなかったと受け止めたため、利上げを見込んだ取引が後退した。

TJMブローカレッジの外国為替部門を率いるリチャード・スカローン氏は「イエレン議長の証言に先立つドル高をさらに勢い付ける材料が提供されなかったため、ドルを買う動きが後退した」と説明した。

<債券> 米金融・債券市場は、軟調な株式相場やドル安を背景に安全資産需要が増大し、国債価格が上昇した。

前日のダドリー・ニューヨーク連銀総裁の発言がハト派的と受け止められ、3月の米利上げ観測が後退した。

ダドリー総裁は前日、米経済がトレンドを上回るペースで成長し続け、予想通りに財政政策が景気を刺激すれば、連邦準備理事会(FRB)は今後数カ月に利上げするとの見通しを示した。市場では、イエレン議長の発言よりハト派的との見方が広がった。

終盤の取引で、10年債価格US10YT=RRが17/32高。利回りは2.44%と前日終盤の2.50%から低下した。

CMEグループのFEDウォッチによると、市場関係者が織り込む3月利上げ確率は18%となり、前日の31%から下がった。

<株式> 米国株式市場は、高安まちまち。S&P総合500種は、金融株とエネルギー株の売りが重しとなって反落して終わった。

エネルギー株.SPNYは1.4%安。米原油在庫増加を受けて原油価格が一時弱含んだことが影響した。

全般的な方向感は乏しく、これまで値上がりしてきた銘柄に売りも出ている。10─12月期の堅調な企業決算発表がほぼ終了したため、トランプ米大統領の経済政策に関する具体的な進展が見えない限り、さらなる相場上昇は正当化できない、と多くの投資家は話している。

USバンクのプライベート・クライアント・リザーブの投資ディレクター、ジェフ・クラベッツ氏は、企業業績とトランプ氏の政策を巡る熱狂や興奮が支配していた市場では、日々のより実際的な材料に軸足が移りつつある、と指摘した。

一般消費財.SPLRCDは0.4%下がった。旅行ウェブサイトのトリップアドバイザー(TRIP.O)の四半期売上高・利益が市場予想に届かず、株価が11%下落したことが響いた。トムソン・ロイター・データストリームによると、一般消費財セクターの予想利益に基づく株価収益率(PER)は約19倍で、S&P500種全体の17倍よりも割高になっている。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感などから買いが入って続伸した。

4月物の清算値は前日比8.50ドル(0.69%)高の1オンス=1241.60ドルと、中心限月ベースで2016年11月10日(1266.40ドル)以来約3カ月ぶりの高値を付けた。

外国為替市場では、米早期利上げ観測の再燃を背景とした対ユーロでのドル買いの流れが一巡した。ドル安・ユーロ高への反転を受けてドル建てで取引される金塊などの商品の 割高感が後退。金相場は午前に買い地合いを強め、一時1243.70ドルまで上伸した。早期利上げ観測の再燃は引き続き金利を生まない金塊にとっては圧迫材料だが、米欧の 政局をめぐる先行き不透明感が安全資産としての金買い意欲を支えているもようだ。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、対ユーロでのドル安に伴う割安感などから買われ、反発した。

米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値は前日比0.25ドル(0.47%)高の1バレル=53.3 6ドル。4月物は0.15ドル高の53.75ドルとなった。

外国為替市場では対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される原油などの商品に割安感が生じ、相場は買われやすかった。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産が今後さらに進むとの報道なども支援材料となったもようだ。ただ、前日に発表された米エネルギー情報局(EIA)週報では原油在庫が前週比950万バレル増と、市場予想を上回る大幅な積み増しだった。米国内での供給過剰懸念がくすぶっていることもあり、相場の上値は限定的だった。

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