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NY市場サマリー(13日)
2017年4月13日 / 22:52 / 8ヶ月前

NY市場サマリー(13日)

[13日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが反発した。トランプ米大統領が前日、ドル高をけん制するとともに「低金利が好ましい」と発言したことをきっかけに広がったドル売りが行き過ぎだったと受け止められた。

ドル/円JPY=はアジア市場で5カ月ぶり安値の108.73円を付けたが、ニューヨーク市場の終盤は横ばい圏の109.10円。ユーロ/ドルEUR=は0.5%安の1.0619ドル、主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.45%上昇した。

シリコンバレー・バンクのシニア通貨トレーダー、ピーター・ング氏は「昨日はドルが売られ過ぎだったのは間違いないと思う。地政学リスクのために市場が神経質になっていたため、ヘッドラインニュースに非常に敏感だった」と指摘。欧米の復活祭を控えて通常より取引が細っていた面があったとの見方も示した。

<債券> 米金融・債券市場では、地政学リスクが高まった状態が続くなか、前日のトランプ米大統領の低金利を望むとの発言の影響で国債が買われ、利回りは一時約5カ月ぶりの水準に低下した。

トランプ米大統領は前日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、金利が引き続き低水準にあることを望むと発言。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長を尊敬しているとし、現行の任期を迎える2018年で「おしまいになる訳ではない」とも述べ、イエレン氏の続投に含みを残した。

R.Wプレスプリッチの米国債・エージェンシー債取引部門責任者のラリー・ミルステイン氏は「地政学リスクが高まるなか、安全資産とされる国債に資金の逃避が見られていた。こうしたなかでトランプ氏が低金利を望むと発言。イエレン議長が続投する可能性も出てきた」と述べた。

<株式> 米国株式市場は、主要指数が3日続落で引けた。金融株が売られたほか、地政学リスクに対する懸念が重しになった。

ウェルズ・ファーゴ(WFC.N)は3.3%安。住宅ローン事業の減収が嫌われた。JPモルガン(JPM.N)とシティグループ(C.N)はいずれも四半期決算が予想より好調だったが、それぞれ1.2%と0.8%の下落となった。S&P金融株指数.SPSYは1.3%安だった。

シリアや北朝鮮を巡る情勢への不安から、投資家が株式などのリスク商品を嫌って安全資産に資金を移す動きも続いている。さらにこの日は米軍がアフガニスタンで過激派組織「イスラム国」の施設に大型爆弾を投下したと伝えられた。エドワード・ジョーンズの首席投資ストラテジスト、ケート・ウォーン氏は、地政学リスクを理由に世界中から米国債に資金が流入し、株価が圧迫されていると指摘した。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、地政学的リスクへの警戒感などを背景に買いが優勢となり、3日続伸した。6月物の清算値は前日比10.40ドル(0.81%)高の1オンス=1288.50ドルと、中心限月ベースで2016年11月4日以来約5カ月ぶりの高値となった。

この日は、グッドフライデー(聖金曜日)に伴う3連休を控え、商いは閑散だった。北朝鮮や中東情勢の緊迫化を背景に株式などリスク資産への投資意欲が低下する中、「資金の逃避先」として金がこの日も買われた。また、フランス大統領選の行方が依然不透明であることも、安全資産とされる金には追い風。さらに、米軍がアフガニスタンに最強の破壊力を持つ非核爆弾を落としたとの報が昼すぎに伝わったことも、金買いを後押ししたもようだ。

このほか、トランプ米大統領が前日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策について低金利が「望ましい」と言及したことも、金利を生まない資産である金にとっては支援材料になった可能性がある。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需給均衡への期待を背景に小反発した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は前日比0.07ドル(0.13%)高の1バレル=53.18ドル。6月物の清算値は0.08ドル高の53.60ドルとなった。

国際エネルギー機関(IEA)はこの日発表した石油市場月報で、供給過剰が続いた石油市場は「均衡に近づいている」と指摘した上で、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産が「着実に守られてきた」ことが主因との見方を示した。また、3月のOPEC加盟11カ国の原油生産量が減産合意水準を下回り、順守率が104%に達したとの一部報も支援材料となり、相場は午前中ごろまでは堅調に推移していた。

しかし、その後ドルが対ユーロで上昇し、ドル建てで取引される石油に割高感が生じたことから、上値を削る展開となった。また、米国内での増産懸念が根強いことも相場の上値を抑えた。米石油サービス会社ベーカーヒューズが午後に発表した国内の石油掘削リグ稼働数は前週比11基増の683基と、13週連続で増加した。

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