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NZ中銀、2会合連続利上げ 今後の積極的な引き締め示唆

[ウェリントン 24日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は24日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、0.75%にした。新型コロナウイルス規制の緩和が経済活動を支援する中、インフレ圧力が増していることを受け、前回10月会合に続き金融引き締めを決定した。

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は24日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、0.75%にした。写真は、同銀の前景。2017年7月3日に撮影。(2021年 ロイター/David Gray)

中銀は物価の安定を維持し、最大限の持続可能な雇用を支えるために金融刺激策の縮小を継続することが適切と説明した。今回は今年最後の政策決定会合となる。

ロイター調査では、エコノミスト2人を除いて全員が25bpの利上げを予想していた。市場は25bpの利上げを完全に織り込んでいた。

オア中銀総裁は会合後に記者団に対して、50bp利上げも含むさまざまな選択肢を検討したが、25bpの引き上げが「最適」との結論に達したと説明。

「25bpの幅で段階的に利上げし、政策金利を中立水準をやや上回る水準に持っていくのが、最もバランスの取れたアプローチだと現時点では判断している」と述べた。

新型コロナ禍を受けて、ニュージーランド政府と中銀は積極的な景気刺激策を導入。景気回復に寄与したが、同時にインフレ率の急上昇や住宅価格の高騰も招いた。

オア総裁は刺激策について、コロナ禍による前例のない不透明感への対応だったと主張するとともに、家計債務の拡大を認めた。

「非常に高いレバレッジをかけて市場に参入したばかりの住宅保有者は、より高い金利に直面しなければならないことを理解する必要がある」などと語った。

中銀は議事要旨で「委員会はOCRを徐々に引き上げる必要があると予想しており、経済が予想通りに発展することを条件に、OCRは中立金利を上回って引き上げられる必要がありそうだ」と説明。中銀の予測はより積極的な引き締めサイクルを示唆しており、2023年までに2.5%に達し、24年12月までにはさらに引き上げられる見通しとなっている。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ベン・ウディ氏は「景気過熱を考えると、中銀は(引き締めサイクルの)完了に遠いと考えている」と指摘。来年半ばまでに政策金利が2.0%前後まで引き上げられるとの予想を示した。

今回の会合に向け市場では50bpの利上げが予想されていたため、決定後にはニュージーランド(NZ)ドルに売りが出た。

NZドルは約0.4%下落し、6週間ぶりの安値となる0.6915米ドルを付けた。スワップ市場では指標2年物スワップレートが約20bp低下した。

また、2年物国債利回りも、10年物国債利回りと同様、約10bp低下した。

同国では12月3日からロックダウン(都市封鎖)が終了、ウイルスと共存する体制に移行し、全ての企業が業務を再開できるようになる。きょう24日には、厳しい国境規制の一部緩和が発表された。

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