[16日 ロイター] - スウェーデンに拠点を置くオーツ麦由来ミルク製造オートリー・グループは16日、今年の売上高が少なくとも64%増の6億9000万ドルと、想定の6億8140万ドルを上回るとの見込みを示した。
「ビーガン(絶対菜食主義者)」向けの代替ミルク需要が、レストランやスターバックスなどのコーヒーチェーンで伸びていることが背景という。
オートリーは1990年に創業。近年は、ミレニアムおよびZ世代を中心とする植物由来食品への関心の波に乗ってきた。こうした消費者は、健康にも良い持続可能製品に喜んで支出する。
植物由来の代替肉製造と販売を手掛ける米ビヨンド・ミート同様、オートリーは消費者が外食を再開しており、第2・四半期にはレストランにおける代替乳製品の売上高が昨年の新型コロナウイルス感染流行時から回復・増加していると分析。特に第2・四半期は、スターバックスとのオーツミルク独占供給提携が寄与し売上高の27%を占めたとした。
オートリーの製品は、米人気司会者オプラ・ウィンフリーや米ラップ歌手で実業家のジェイ・Zなど著名人の御用達。
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