[ダルエスサラーム 26日 ロイター] - タンザニアの公務員は、新大統領が始めた緊縮策の一環で、公費で印刷したクリスマスや新年のグリーティングカードを送れなくなった。
11月5日に就任したジョン・マグフリ大統領の緊縮策にはこのほか、独立記念日の行事中止、公務員の海外旅行の制限などが含まれる。
大統領府は「公費でクリスマスや新年のグリーティングカードを印刷することを禁じる」と発表。「カードのために確保されていた財源は政府機関が国民や他の債権者からの借金の返済や他の優先事項に充てるべき」と説明した。
マグフリ大統領は先週、議会の開会を祝うパーティーの予算とされていた約10万ドル(1220万円)について、病院の患者用ベッドの購入に回すよう指示。数々の歳出削減策を打ち出すことで、財政が厳しいにもかかわらず、公務員が職権を乱用していると不満を募らせてきた国民から高い支持を得ている。
*円換算を追加して再送します。
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