[ブウィンディ原生国立公園(ウガンダ) 26日 ロイター] ウガンダの野生生物保護当局が26日、マウンテンゴリラの保護にも貢献できるというキャンペーン「Friend a Gorilla」を、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のツイッターやフェースブックで開始。1ドルを支払えば、ブウィンディ原生国立公園で子どもの毛づくろいをするゴリラの母親や、若いゴリラ同士の縄張り争い、225キロ程の成熟した雄ゴリラの襲撃を観察することができる。
利用者は世界のマウンテンゴリラの半数が生息するとされる同国立公園の動画や写真、公園の管理スタッフによるブログを楽しむことができるほか、衛星追跡システムでゴリラの行動を追うこともできるという。
関係者は、野生動物の保護にSNSを利用するという初めての試みにより、当初3カ月で10万ドル(約900万円)、1年で35万ドルの資金を集めることを目指している。
キャンペーンの宣伝に協力している米俳優ジェイソン・ビッグスは、ロイターの取材で、同国立公園で1頭のゴリラと遭遇した時のことを「夢のようで、現実だと思えなかった」と表現。昔からの友だちに会ったようにも感じたとも話した。