[ワシントン 1日 ロイター] 米カリフォルニア大学バークレー校のティム・ホワイト氏らの研究チームが1日、エチオピアで見付かった440万年前のものとみられる初期人類の骨格化石によって、人類がチンパンジーのような祖先から進化したのではないことが示された、との報告を行った。
同チームでは、これまで「欠けた部分」とされてきた人類と類人猿の共通祖先は、実は人類とも猿とも違っており、それぞれの種は共通祖先から別々に、ほぼ同じ程度に進化してきた、としている。
研究チームでは、「アルディ」と名付けられたこの身長120センチのアルディピテクス・ラミダス(ラミダス原人)の女性の骨格が最古の原人のものである可能性を指摘。その上で、「アルディ」は人類と類人猿の共通祖先ではないと強調した。