[ベルリン 3日 ロイター] 動物愛護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)のドイツ支部は3日、ベルリン動物園の人気者、シロクマのクヌートについて、「恋人候補」として迎えられた雌のジャンナと血縁関係にあるため、近親交配を避けるため去勢すべきと訴えた。
ジャンナは昨年、ミュンヘンのヘラブルン動物園からベルリン動物園にやってきた。PETAは、祖父に当たるシロクマが同じである2匹の間に子供が生まれた場合、障害を抱えるリスクがあると指摘している。
クヌートは2006年生まれ。母親が育児放棄したため飼育係に育てられ、世界的な人気を集めた。
ベルリン動物園の当局者は、ジャンナの滞在は一時的なもので、今夏にはミュンヘンに帰る予定だとしている。