[カンダハル飛行場(アフガニスタン) 5日 ロイター] アフガニスタンの米軍基地から、ファストフードの小売店が姿を消すことになった。米軍は兵士らに、戦場にいるのであって「遊園地にいるのではない」とあらためて自覚させ、戦闘に専念させようとしている。
カンダハルの基地では、銃を下げてピザや甘い菓子をほおばったり、こだわりのコーヒーを飲む兵士の姿が日常的な光景となっているが、今後は「バーガーキング」や「ピザハット」などのファストフード店との契約が打ち切られる見通し。
指揮官のマイケル・ホール上級曹長は今年に入り「ここは交戦地帯で、遊園地ではない」とブログで指摘。「基地に不必要なぜいたく品を供給することで、戦闘の前哨部隊や前進作戦基地で戦う兵士が日々必要とする武器や食料、水といった必需品の補給が難しくなる」と語っていた。新作映画の上映など、一部の娯楽プログラムも縮小される予定。