[ニューヨーク 18日 ロイター] 出産を経験する母親が「マタニティーブルー(産後のうつ)」になるケースは知られているが、新たに父親となる男性も、10人に1人が子供の誕生前後にうつ状態に陥ることが明らかになった。
米バージニア州ノーフォークにあるイースタン・バージニア医科大学の研究チームが「米国医師会雑誌(JAMA)」で発表した。
同チームでは、新生児の父親が妊娠3カ月─産後1年の間にうつを発症したケースに関する2万8000人分のデータを含む計43の研究結果を分析。その結果、父親となる男性の約10%が子供の誕生前後にうつ状態に陥ると推計した。
一方、母親となる女性では最大30%が「産後うつ」を経験するとされている。