[ロンドン 24日 ロイター] 英国でチョコレートのチェーン店を手掛ける「ホテル・ショコラ」が、「社債」ならぬ「チョコレート債」を発行する。利率は年6─7%台で、投資家は現金ではなく商品で利息を受け取れるという。
チョコ債は、同社の宅配サービスを利用するクラブ会員10万人を対象にしたもので、同社は総額500万ポンド(約6億5000万円)を調達する計画。
額面金額は2000ポンドと4000ポンドの2種類で、利率は1年物で6.72%、3年物で年7.29%。「債券保有者」は箱詰めのチョコレートで利息を受け取る。
同社では「大手銀行から従来の方法で資金調達し、利息を払うより、チョコレート債を通じて顧客にチョコレートで還元する方がずっと良いと思う」と話している。