[ウィーン 30日 ロイター] オーストリアのグラーツ大学の研究者が、脳内プロセスに恐怖心が与える影響を調べるため、クモ恐怖症の女の子を募集している。
大学はウェブサイトに、「クモを目にすると非常に怖がったり、気分が悪くなったりする8─13歳の女の子を募集中」という広告を掲載。女の子に限定したのは、特にクモを怖がる傾向があるからだとしている。
研究は、クモの写真を見せて脳波を計測するという方法で行われ、研究対象者は専門家による恐怖症のセラピーも無料で受けられる。大学では、研究結果が恐怖症治療に役立つことを期待しているという。