[ロンドン 22日 ロイター] 考古学者のチームが英国の遺跡ストーンヘンジの近くで、「木製ストーンヘンジ」とも言える円形の溝を発見したことが分かった。チームを率いたバーミンガム大のビンス・ガフニー教授(考古学)が22日、ロイターに明かした。
レーダーを使った調査の結果、ストーンヘンジから1キロも離れていない場所で、2000─4000年前の新石器時代のものとみられる円形の溝を発見したという。
巨大な石が円形に並んだストーンヘンジが何のための使われたかについては、いけにえの儀式や天文学といったさまざまな説がある。
ガフニー教授は「これはストーンヘンジ周辺の景観に関するわれわれの考えを180度変える驚くべき発見だ。ストーンヘンジが単独で存在していなかったことは明らかだ」と語った。