[アムステルダム 12日 ロイター] オランダの動物園で、木から木へとスイングしながら渡る方法が分からなくなっているオランウータンに対し、五輪体操選手が「コーチ役」として呼ばれた。
同国中央に位置する動物園では先に、オランウータンが見物客の頭上で木から木へと渡れるよう、屋外設備を新たに設置した。だが、当のオランウータンはその渡り方が分からないようだという。
コーチ役に選ばれたのは、2008年の北京五輪に出場したユプケ・ゾンダーランドさん。地元ラジオ局の取材に対し、オランウータンたちは新たな環境に少しおびえているのではないかとし、「類人猿を教えた経験はないが、リラックスして私の真似をしてくれるといいね」と語った。