[ローマ 30日 ロイター] リビアの最高指導者カダフィ大佐が29日、訪問先のイタリアで数百人の若い女性にイスラム教への改宗を呼び掛け、波紋を広げている。
カダフィ大佐は、モデル事務所が派遣した多数の女性を招いて、バチカンに近いリビアの文化センターで集会を開き、イスラム教への改宗を勧誘。真偽は定かでないが、報道では3人の女性が改宗に応じたと伝えられている。
集会に参加したある女性は、ロイターテレビに対し「リビアでの女性の役割がとても興味深かった」などと話した。
一方、メッサジェロ紙は「欧州の首脳がリビアやほかのイスラム諸国へ行って、キリスト教への改宗を勧誘したらどうなる」と、カダフィ大佐の行動を非難。
大佐は、昨年のローマ訪問でも同様の集会を開き、メディアなどから批判を受けていた。