[マートン・カム・グラフトン(英国) 9日 ロイター] 英国北部のマートン・カム・グラフトンで9日、子どもたちが電話ボックスを改造した「ミニ図書館」で本を選ぶ姿が見られた。
これは、同国の大手電気通信事業者BTグループが電話ボックスの再生利用を目的に立ち上げた「電話ボックス里親キャンペーン」の一環で、住民らが1ポンド(約130円)で電話ボックスを買い取り、「ミニ図書館」に転用した。
地元メディアによると、同キャンペーンでは、350以上の電話ボックスが、英国全土の小規模コミュニティーに買い取られたという。
BTは、携帯電話の普及などに伴って利用が減っている公衆電話の削減を進めてきたが、英国の象徴ともいえる赤い電話ボックスの保存を求める声が高まっていたため、今回のキャンペーンを立ち上げたという。