[カトマンズ 28日 ロイター] ネパールの通信会社Ncellが28日、世界最高峰エベレストのベースキャンプに、第3世代携帯電話(3G)サービスを初めて導入した。
同社に共同出資している北欧系通信大手テリアソネラTLSN.STのラーシュ・ナイバーグ社長兼最高経営責任者(CEO)は発表で、「カトマンズバレーの住民や登山者が、より速く手頃な価格の通信サービスを利用できるようになるという意味で、エベレストの標高ほど並外れたことを達成できた」とコメントした。
また、NcellのコイスティネンCEOは、エベレスト登頂の出発点となる標高5300メートルの同ベースキャンプから、テレビ電話に成功したと明かした。
同社は、今回のサービス拡大によって、衛星電話よりはるかに低価格で、動画やメールの送受信ができるようになるとしている。