[パリ 11日 ロイター] フランス政府が導入した新型大統領専用機が11日、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)出席のために韓国に向かったサルコジ大統領を乗せて初飛行した。
仏メディアが大統領にちなんで「エアー・サルコ」と呼ぶ同機は、トリニダード・トバゴのカリビアン航空から中古で購入したエアバスA330型機。改良によって、ミサイルを回避するシステムや通信機能、シャワー付きのベッドルームなどが備えられた。
市場価値の半額程度の8400万ユーロ(約94億円)で購入された同機だが、こうした改良の結果、総額で1億7600万ユーロまで膨れ上がり、野党側は浪費だと批判を強めている。