[ソウル 24日 ロイター] 核実験に対する制裁などで国際的に孤立し、天候面でも台風に見舞われるなど経済的に厳しい状況に置かれている北朝鮮だが、国内には、タニシやウナギの養殖など大きな成長を遂げている分野もある。
タニシは水田に放されると雑草を取り除くことから、コメ生産農家などによる需要が拡大。24日の朝鮮中央通信(KCNA)の報道によると、昨年に稲作栽培で使われたタニシの量は前年比で8倍以上も増加。同国南西部の黄海南道では、150カ所以上のタニシ養殖所が存在している。
またKCNAによると、北朝鮮ではウナギの養殖業も好況で、ある養殖所では昨年、1ヘクタール当たり生産量が前年に比べて数十トン単位で増えたという。