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野生のトラ、繁殖地連結で3倍に増える可能性=WWF

 1月26日、野生のトラの数は、アジアの繁殖地を連結する生息回廊を作ることで1万頭以上にまで増やせるという研究をWWFが発表。写真はクアラルンプールで12日撮影(2011年 ロイター/Bazuki Muhammad)

 [東京 26日 ロイター] 絶滅の危機に瀕している野生のトラの数は、アジアの繁殖地を連結する生息回廊を作ることで、1万頭以上にまで増やすことが可能だとする研究を、世界自然保護基金(WWF)が発表した。

 野生のトラは100年前の10万頭から3200頭にまで激減。伝統薬や催淫薬の材料としてインドや中国の業者が買い取るため、密猟も横行している。昨年11月にロシアで開催された「トラ・サミット」では、2022年までに野生のトラの生息数を倍増させるとの目標が掲げられた。

 研究に参加したWWFの主任研究員Eric Dinerston氏は発表で、「危機的な状況にも関わらず、保護をされているのは限られた数の主要な保護区だけだ」と説明。「手遅れになる前により広範囲でトラを保護する必要がある」と述べた。

 同研究によると、2002年から2006年にかけてネパールの低地では内戦によりトラが減少したが、完全に姿を消すことはなかった。これは、インドとネパールを結ぶ森の回廊を経由してトラがインドから移動してきたためだと考えられている。一方、ほかの保護区と繋がる回廊のなかったインドのサリスカとパンナの保護区では、2005年と2009年に密猟でトラが絶滅している。

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