[シドニー 3日 ロイター] 人間に利き手があるようにオウムにも利き足や利き目があり、左利きが多数を占めていることが、オーストラリアの研究で明らかになった。
研究チームが、同国内に生息する16種のオウム約320羽について、どちらの目で獲物を探すかを調べたところ、約47%が左利き、33%が右利きで、残りは両利きだった。また若鳥は、利き足や利き目を決める前に左右どちらも試しに使ってみることが分かった。
研究を率いたマッコーリー大学上級講師のカラム・ブラウン氏は「中には右利きばかりや左利きばかりの種もいた」と説明。「キバタンは調査をしたすべての個体が左利きだったが、巣立ったばかりの若鳥は必ず左右どちらの足も試していた」と話している。
同氏は、脳の機能が左右両半球に分かれているのは効率を良くするためなので、オウムの脳もそのようになっているのかもしれないとの見方を示した。