[21日 ロイター] 中国・四川省の臥龍自然保護区にあるパンダ保護センターで、研究員らがパンダの着ぐるみをかぶって親パンダの代わりをしている。20日には、「親パンダ」2人が本物の子パンダを抱え、別の場所に移すためかごに入れようとする様子が見られた。
絶滅が危惧されるパンダを保護する同センターでは、生まれた子パンダを野生に戻す試みが行われており、人間との接触をできる限り少なくするため隠しカメラで監視しているほか、物理的な接触が必要な場合は、研究員が白と黒のパンダの着ぐるみを身にまとって近づくようにしているという。
また、これとは別に東京の上野動物園には21日夜、中国からパンダのつがい、雄の「比力(ビーリー)」と雌の「仙女(シィエンニュ)」が到着する。同動物園でパンダが飼育されるの約2年10カ月ぶり。3月中にも一般公開される予定だという。