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インドで神の加護受ける銀行、顧客が祈りを「積み立て」

 [ニューデリー 6日 ロイター] インド北部のウッタルプラデシ州に、防犯ゲートや警備員、金庫もない「銀行」が存在する。25年前に設立されたラム・ラム・バンクでは利子も融資も提供していないが、顧客約5000人による祈りの「積み立て」が神の加護によって守られているという。

 顧客は、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公ラム(ラーマ)の名前を紙片に10万回ほど書き込み、その紙片をラム・ラム・バンクに預け入れる。預けられた紙片は半年ごとにラムの生誕地である聖地アヨディヤの寺院に送られる。

 同行はこれまで、紙片としてたばこの箱や古新聞も受け入れてきたが、1人の顧客の好意により、このほど預け入れ専門の「紙幣」帳が作成された。

 ラム・ラム・バンクを設立したLovelesh Tewariさんは「(同行には)泥棒の心配はなく警備の必要はない」とコメント。「神の名前を書くという行為が媒介となり、抑圧された不満が解放されて気持ちが楽になる。また、(名前を書き続ける)信念が目標達成に向けた力となる」と述べた。

 「積み立て」に宗教上の制限はなく、ヒンズー教徒、シーク教徒、イスラム教徒がラムの名前をそれぞれの言語で書いているという。

 ある顧客からは「ラムの名前を銀行に預け入れた後、エンジニアリングの学校に娘が入学した」と喜びの声が聞かれた。

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