[ロサンゼルス 13日 ロイター] 5月21日を「最後の審判の日」と予言して話題となった米国のキリスト教徒ハロルド・キャンピング氏(89)が、発作を起こして入院した。容体は落ち着いているもよう。同氏が主宰するラジオ局「ファミリー・ステーション」が13日明らかにした。
ラジオ局の広報担当者によると、キャンピング氏はカリフォルニア州オークランドで9日、毎日放送している番組「オープン・フォーラム」を放送。その後体調を崩し、サンフランシスコ・ベイエリアにある病院に運ばれた。
広報担当者はロイターの電話取材に対し「(キャンピング氏の)経過は良好」と話した。
全米に66局のネットワークを持つファミリー・ステーションでは当面、過去の番組を再放送する予定としている。
キャンピング氏はこれまで、5月21日に何も起こらなかったのは計算ミスと釈明し、新たに10月21日を世界の終末の日として予言を訂正している。