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米近海で難破船の「お宝」発見、4000万円相当の指輪も

 7月3日、米フロリダ州キーウエストで、17世紀のスペイン船に積まれていたとみられる「お宝」が発見されたことが明らかに。写真は見つかったエメラルドの指輪。6月23日撮影。メル・フィッシャーズ・トレジャーズ提供(2011年 ロイター)

 [キーウエスト(米フロリダ州) 3日 ロイター] 米フロリダ州キーウエストで、17世紀のスペイン船に積まれていたとみられるエメラルドの指輪と銀のスプーン2本が発見された。指輪は50万ドル(約4030万円)の価値があるとみられている。

 この船はスペインの大型帆船で、1622年9月に金銀を積んでスペインに向かう途中、キーウエスト近海で嵐に遭い難破。現場の海域では1969年以降、引き揚げ会社メル・フィッシャーズ・トレジャーズが調査を行っている。

 会社の創設者、故メル・フィッシャー氏の孫で同社広報を担当するショーン氏によると、当時の僧侶や特権階級に属する人は貴重品とともに船の「船尾楼」と呼ばれる場所に滞在しており、今回の発見がまだ見つかっていない船尾部分の発見に近づくものだという。

 メル氏は生前16年に及ぶ調査の末、1985年9月に難破船の主部分を発見。これまでに10万枚を越えるスペインの銀貨など40トン以上の金銀を引き揚げており、同社の推定によると、その価値は5億ドル(約403億円)前後に達する。

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