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9・11の「ヒーロー救助犬」、10年経過でバトンを次の世代に

 [アナポリス(米メリーランド州) 6日 ロイター] 間もなく発生から10年を迎える2001年9月11日の米同時多発攻撃。発生当時、がれきに埋まった生存者の捜索に当たった救助犬はまさに「ヒーロー」だった。

 9月6日、間もなく発生から10年を迎える2001年9月11日の米同時多発攻撃で活躍した救助犬の多くが引退し、新しい世代がその後を引き継いでいる。写真は、当時活躍した救助犬レッド。米メリーランド州で8月撮影(2011年 ロイター/Molly Riley)

 10年が経過した今、9・11で活躍した救助犬の多くが引退。新しい世代が、ヒーロー犬たちの後を引き継いでいる。

 <アメリカン航空77便>

 ラブラドールの雌犬レッドは、攻撃を受けた米国防総省(ペンタゴン)で捜索に当たった。12歳のレッドは引退し、脚にはかつての活発さは見られないものの、気性からは捜索にかける変わらぬ情熱が伝わってくる。

 アメリカン航空77便がペンタゴンに激突した当時、生後18カ月だったレッドは、救助犬の認定を受けたばかりで、ベテラン救助犬に交じり事件直後に任務に就いた。

 レッドの活躍ぶりはハンドラーのヘザー・ロシュさんを驚かせた。「彼女がこれほど立派な救助犬になるなんて思ってもみなかった。性格が救助犬に適していないと思った」と、ロシュさんは振り返る。

 またロシュさんは「何かに登れとか、どこどこへ行けとか、どんな指示を出しても、彼女はすべて完璧にこなした」とレッドをたたえた。レッドは数週間にわたって、生存者を探し続け、活動に当たった救助犬の中でも、抜群の働きを見せたという。

 <10年後も意欲衰えず>

 現在ロシュさんは、米メリーランド州アナポリスで、レッドとともに生活し、他のハンドラーらと救助犬の訓練を行っている。ロシュさんは9・11での経験が、危険な状態で訓練を実施することの大切さを教えてくれたと話す。

 ロシュさんによると、レッドは引退後も捜索活動に付き添っている。悲劇の現場での活動から10年たち体力は衰えても、「ヒーロー」の意欲は衰えていない。

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