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カダフィ大佐の「動物園」、衰弱した動物をボランティアが世話

 [ワディバイ(リビア) 5日 ロイター] リビアの最高指導者だったカダフィ大佐が一風変わった動物を集めて作った「プライベート動物園」の動物たちが、ボランティアの手を借りて生きるための戦いを続けている。

 水やエサをあたえられずに置き去りにされた動物たちは命を落としたり衰弱しているが、動物園はリビア国民のものであるとして、ボランティアが世話や治療にあたっている。

 反カダフィ派の指揮官は、「カダフィは国民に関心がなく、人々を戦車で殺害した。そんなカダフィが自分の動物の面倒を見ると誰が期待できるだろうか」と語る。

 ワディバイにあるこの動物園にはおよそ1000羽のダチョウ、珍種のラクダ、牛のほか、複数の種類の羊やヤギがいる。

 カダフィ大佐の「コレクション」の治療に懸命に取り組む獣医は、「(カダフィの)部下は動物たちにえさも水も与えずに立ち去った」と語る。獣医によると、カダフィ政権が崩壊した8月以降に少なくともダチョウ100羽が死に、うだるような暑さの檻の中では、複数のダチョウが倒れていた。すでに死んでいるか、衰弱して立てないダチョウだったという。獣医は衰弱したダチョウに抗生物質やビタミンを注射し、回復を願っている。

 カダフィ大佐の支持者と反体制派の衝突により、同地域では食料や水、燃料が不足したことから、動物園のダチョウは食料を求める市民や武装勢力にも襲われたという。

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