[リスボン 17日 ロイター] 米マイクロソフトMSFT.Oと同じ社名を持つポルトガルの「マイクロソフト」という会社が、ネット競売のイーベイEBAY.O上で19日から社名と事業を売りに出すことが分かった。同社のカルバーリョ最高経営責任者(CEO)が17日に明らかにした。
入札価格は100万ドル(約1億1000万円)からのスタートになるという。
米マイクロソフトがポルトガルで事業を開始したのは1990年。一方の「マイクロソフト」は1981年に社名を登記しており、ポルトガルでこの社名を使えるのは同社だけ。米マイクロソフトの同国での登記社名はMSFTとなっている。
カルバーリョCEOはロイターに対し「MSFTは当社のブランドに興味を示しているが、もっと話し合う時間が必要だと言っていた」とコメント。その上で「彼らとは過去に何回も交渉をしてきたが、これ以上待ちたくなかった」と語った。
米マイクロソフト側のスポークスマンは、この件に関するコメントを差し控えている。