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「原子力ペースメーカー」、埋め込み後30年経てなお稼動中

 [ボストン 19日 ロイター] 1973年に20歳の女性に埋め込み手術が行われた「原子力ペースメーカー」が術後34年を経た現在もなお稼動し、この女性の心臓を支えている。コストや耐久面において理にかなっているともいえる。

 だが、同ペースメーカーの埋め込み手術を行った米国のニューアーク・べス・イスラエル・メディカルセンターのビクター・パーソネット医師は、難点があるとして同ペースメーカーを再び採用することは支持できないとの見解を示した。

 同医師は、医学情報誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に宛てた書簡の中で、電池式のペースメーカーの価格が5万5000ドル(約623万円)なのに対し、当時5000ドルだった原子力ペースメーカーは、現在の価格にして2万3000ドル以上に相当し、維持費は1万9000ドルほどかかるとしている。

 現在54歳となった患者の女性は、ペースメーカーの連結部分の修理が必要な以外、経過は良好。定期的な検診を継続しているという。

 原子力ペースメーカーについては、最も危険な物資とされるプルトニウムを動力源としているため、これまでも論議を呼んできた。

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