[ロンドン 11日 ロイター] 英国で生き別れたまま別々の家庭で育てられた双子の男女が、後に出会って結婚をしたものの、互いの身元が判明して破局を余儀なくされていたことが分かった。デビッド・アルトン英上院議員が11日に明らかにした。
同議員はBBCラジオで「2人にとっては悲劇だ。こういった近親婚姻に何も知らずに巻き込まれた人には、誰もが同情を禁じえないだろう」と語った。
アルトン上院議員は、体外受精に関する新法案についての話題のなかでこの問題を取り上げ、親が誰なのかを子どもが知る必要性を強調した。
同議員によると、新法案の下では、体外受精で生まれた子どもの出生証明書には、父親もしくは母親の身元が記載されなくなる可能性があるという。
この双子の出身地などの詳しい情報については、今のところ明らかになっていない。